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岩手ビッグブルズがプレーオフ最終戦 初の有明に「岩手らしさ」

躍動するローレンス・ブラックレッジ選手

躍動するローレンス・ブラックレッジ選手

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 TKbjリーグの岩手ビッグブルズ(盛岡市大沢川原3)は5月23日・24日、有明コロシアムで2014-2015シーズンプレーオフの最終戦「ファイナルズ2015」に初出場した。

今年飛躍した岩手出身選手20歳の小野寺祥太選手

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 23日は東地区決勝で秋田ノーザンハピネッツ(東地区1位)と対戦。レギュラーシーズンは2勝2敗。 通算成績でも勝敗は同数で得失点差で順位がついた。接戦が予想された試合は第2クオーター終了時点で36-36。秋田の4連続得点で引き離されそうになるも、粘り強くプレーし、同点で折り返す。第3クオーターからはミスが重なり秋田にペースを渡す。効果的な3ポイントシュートを決められるなど突き放され、68-84で敗れた。

 24日は滋賀との3位決定戦が行われ、今シーズン最後の試合に臨んだ。第1クオーターから劣勢に立たされる。相手の攻撃的なバスケにペースを乱された。第2クオーターを終え、29-52、23点差という絶望的な点差をつけられたが岩手は諦めなかった。

 ハーフタイムでは桶谷大ヘッドコーチが「勝つことよりも大切なチームの理念である岩手の皆に対して一番いいバスケをしよう。勝つだけじゃない魅力的なバスケをしよう」と説き、選手も躍動。徹底した守備から攻撃につなげ走り続ける岩手のバスケがよみがえった。一時5点差に迫る猛追をみせ、岩手ブースターの大歓声が会場に響いた。結果は75-82。有明の地で1勝することはできなかった。

 桶谷ヘッドコーチは「悔しいがタフで長いシーズンがやっと終わった。有明で勝つことはできなかったが、最後にいいバスケができた。選手を誇りに思う。遠くから来てくれたたくさんのブースターは力になった」とこれまでを振り返る。「今年の有明は皆に良い経験になったのではないか。この場所での悔しい経験をしたことで『有明で勝つ』ということが目標になると思う。ブルズはもっと強くなる。岩手のためにあり続けてほしい」と締めくくった。

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