若手シンガーが氷点下の盛岡で路上修行-目標は「ワンマンライブ満杯」

盛岡市大通の路上でライブ活動をするシンガーソングライターの岩間渉さん

盛岡市大通の路上でライブ活動をするシンガーソングライターの岩間渉さん

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 盛岡でアルバイトをしながら、氷点下の路上で音楽活動を続ける若手シンガーソングライターが、地元メディアも関心を寄せ、話題になっている。

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 盛岡市大通の路上でストリートライブを続けるのは、ミュージシャンの岩間渉さん(つばさレコーズ)。北海道苫小牧市出身の24歳。2006年には、デビューシングルの売り上げのみで、全国を渡り歩く「自給自足ツアー」を行うなど、地域に根ざした音楽活動を続けている。

 今回、盛岡に来るきっかけは、ローカルからミュジシャンを売り出すという「事務所の指令」。とはいえ、生活費はすべて自前で稼ぐことが条件。最終目標となる3カ月後に控えたライブの会場を「観客で満杯にする」ことと、昨年4月に発売したシングルCD「I LOVE YOU」の完売(2,000枚)を目標に、盛岡の繁華街にあるイタリア料理店「AVAZ」(盛岡市菜園1、TEL 01-654-3751)でアルバイトをしながら、夜には大通の北日本銀行大通支店前や菜園地区の飲食店を回って「流し」をする毎日を続けている。

 この様子に注目した盛岡のコミュニティーエフエム局「ラヂオもりおか」が番組出演を依頼。毎週火曜日17時30分から「岩手でとりあえず生で」のタイトルでコーナーを持つまでになった。盛岡市のフリーペーパー「マ・シェリ」でも連載を持つようになったほか、地元テレビ局からの出演オファーもあるという。

 「元々、宮澤賢治が好きで、小説に描かれている岩手の風景とは、どんなところなのか、実際に住んでみて実感したかった」と話す岩間さん。「以前、全国を渡り歩いた時に、岩手で見た虹が気になって仕方がなかったのも岩手に来た理由」とも。

 毎週、火曜・木曜・日曜の20時ごろから大通りの北日本銀行大通支店前付近で路上ライブを行うほか、月曜・水曜・金曜・土曜は20時から「AVAZ」を起点に飲食店などを回る「はしごライブ」を行う。

 目標のライブは4月6日、クラブチェンジ(中ノ橋通2、TEL 019-652-7182)で行う。タイトルは「渡る世間に鬼はない」(予定)。

岩間渉(公式HP)ローカルソングで「盛岡の街」を応援-地元ソングライターがCD発売(盛岡経済新聞)「ラヂオもりおか」が開局10周年-3月に記念特番も放送予定(盛岡経済新聞)鬼束ちひろさん、渋谷で「復帰」公演-4年8カ月ぶり単独公演(シブヤ経済新聞)

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