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盛岡でブックイベント「モリブロ」-3回目は宮澤賢治をテーマに

モリブロ実行委員会の木村敦子さん

モリブロ実行委員会の木村敦子さん

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 盛岡のブックイベント「モリブロ」が5月11日から、「賢治さんと本と街」をテーマに盛岡市街地を中心に開催される。

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 盛岡でミニコミ誌「てくり」の編集を行う「まちの編集室」(滝沢村、TEL 019-652-1858)を中心としたモリブロ実行委員会が企画運営する同イベント。本を通じて盛岡の街を楽しんでもらおうと企画するもので、今年で3回目。

 今年は宮澤賢治の没後80年を迎えることもあり「賢治さんと本と街」をテーマに、恒例となった木箱に本を入れて販売する「一箱古本市」や盛岡の店や施設45カ所がテーマにちなんだ企画を行う「街かどイベント」を開催する。その他のイベントは、宮澤賢治が「注文の多い料理店」を自費出版で1000部の発行から始めたことにちなみ、「小さくても面白い本を作ることができるということを考えたい」と企画した。

 初日の11日には、オープニングイベントとして、三重県津市で発行している小冊子「Kalas(カラス)」の西屋真司さん、美術同人誌「四月と十月」の牧野伊三夫さんら編集者がトークイベントを行うほか、「街場の文体論」などを手掛けたミシマ社の三島邦弘さんの講演会を開催。翌12日には北九州市発行の人気情報誌「雲のうえ」編集委員3人へ公開インタビューを行う。同日夜は畠山美由紀さんと小池龍平さんの音楽ライブも予定。6月1日のクロージングイベントは、てくり編集部と兵庫県の編集事務所「Re:S」代表の藤本智士さんと、盛岡の街を歩きながら実際に取材、編集を行い「てくりす新聞」を制作するワークショップを行う。

 同編集室の木村敦子さんは「本離れが進む昨今、本を軸にいろいろな店に行ってもらって、自分のいる(盛岡という)場所を再確認してもらい、観光ではない盛岡を感じてほしい」と話す。

 イベントは一部有料、現在前売り券を販売している。盛岡市内各店のほか、専用サイトでも予約を受け付ける。6月2日まで。

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