盛岡の暮らしのミニコミ誌「てくり」最新号発売-テーマは「古いもの」

表紙と誌面から温かい空気と懐かしさが感じられる盛岡のミニコミ誌「てくり」の第6号

表紙と誌面から温かい空気と懐かしさが感じられる盛岡のミニコミ誌「てくり」の第6号

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 盛岡の暮らしや息づく文化を紹介するミニコミ誌「てくり」の第6号が11月28日から、盛岡市内の主要書店で販売が始まった。編集・発行は「まちの編集室事務局」(滝沢村篠木、TEL 019-652-1858)。

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 最新号は「Old-Fashioned love~用の美、古いもの、今に活きる」をメーンテーマに、「古いもの」が持つ魅力を紹介。建具店やレンガ工場、南部鉄器の職人や数十年続く駄菓子店など、伝統や伝承を支える仕事ぶりを紹介しながら、昔ながらものものにしか表せない美しさの再発見を提案する。

 同誌は盛岡の「普段の暮らし」をテーマに、「ホッと一息つける」カフェのような雰囲気のビジュアル誌をイメージした誌面づくりが特徴。従来のタウン誌や情報誌とは異なる視点での「盛岡」を紹介することを目指し、2005年5月に創刊した。発行は春と秋の年2回。

 編集スタッフは、盛岡を拠点に活動するフリーのライターやデザイナーなど5人の女性で構成されており、女性ならではの感性でセレクトされた盛岡に暮らす人や風景などの日常を紹介している。掲載する写真撮影にはデジタルカメラを使用せず、すべてフィルム撮影によるもの。

 また同誌は、広告収入に頼らない誌面づくりを実現するために「友の会方式」を採用。発行趣旨や内容に共感した人たちからの協賛金を制作費の一部に充てているという。

 編集スタッフの木村敦子さんは「本のタイトル『てくり』にはてくてくと歩く、てづくりを愛する、厨(台所)の感覚とクリアな視線で集めたモノ・人・事を紹介したいという思いが込められている。淡々とした日常の中から盛岡に残る人と人とのつながりや、まち並み、モノたちを形に残していきたい」と話している。

 体裁はB5判、本文37ページ。発行部数は2,500部。価格は500円。盛岡市内の主要書店を中心に飲食店などでも販売するほか、県外では青山ブックセンター(東京都)でも販売する。

てくり

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