震災の影響で運用が休止されていた盛岡市子ども科学館（盛岡市本宮、TEL 019-634-1171）のプラネタリウムが6月1日、再開した。

　3月11日の地震では大きな損傷はなかったものの、精密機械でもある投影機の点検や調整のめどがつかず、およそ3カ月ぶりの運用再開となった。

　同館のプラネタリウムは光学式とデジタル式のハイブリッドタイプで、特に繊細な仕組みの光学式に影響があったという。5月のゴールデンウイークにはデジタル式のみの運用を再開し、子ども向けに全天型の映像作品を上映していた。

　「子たちに人気なので、早く再開したかった。すでに平日でも小学校や保育園など団体の予約も入り、震災前の利用が戻ってきた」と同館の髙橋智香子さん。

　再開後のプログラムは、スタッフが今夜の星空をライブ解説する「星空の時間」、全天型で見るアニメ番組「テンテンのさがしもの」。今月4日からは映像作家kaygayaさんの「銀河鉄道の夜」も再開するほか、同日から毎月第1土曜日に、星の見どころを案内する「星を見る会」も行う。

　開館時間は9時～16時30分。料金は、プラネタリウム＝子ども100円・大人300円、展示室＝子ども100円・大人200円。星を見る会は19時～21時。