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盛岡の中華料理店が「手作り餃子キット」 おいしさと楽しい体験一つに

ボリュームがある「ファミリー餃子パック」。冷凍状態での引き渡しとなる

ボリュームがある「ファミリー餃子パック」。冷凍状態での引き渡しとなる

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 中華料理店「中華料理 正華(せいか)」は現在、家庭などで手軽に手作りギョーザが楽しめる「ファミリー餃子(ギョーザ)パック」を販売している。

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 同商品は冷凍したギョーザのあんと皮、ギョーザを包むためのへらがセットになっている。同店ではこれまでもテークアウトの焼きギョーザや持ち帰り用の冷凍ギョーザを販売していたが、新型コロナウイルス感染症による外出自粛や外食機会の減少が続いていたことから、「店の味を提供するだけではなく、『おうち時間』を楽しんでもらえる商品にしよう」と販売を開始。コロナ禍の中、「店としてもこれからさまざまなことに挑戦していこう」という思いも込めて開発した。

 「家庭でのギョーザ作りは意外と手間がかかる。特にあんは野菜から水分が出て水っぽくなりやすい」と社長の星川一馬さん。「ファミリー餃子パックはその手間を省いて、材料も準備も不要で、包むところから始められる。何かと暗くなりがちな今、楽しくやりたいという気持ち。店の味をただ食べてもらうよりも、楽しい体験と併せて届けられればと思う」と話す。

 ギョーザのあんは500グラムが2つ、ギョーザの皮25枚入りが2つセットになっていて、約50個分となる。あんは店で提供しているものと同じく、豚ひき肉や野菜を使った創業40年以来変わらない「正華」の味。店舗で商品を受け取った後、あんと皮を自然解凍し、包んで焼くだけで手軽に店のギョーザを再現できる。

 商品はゴールデンウイークに向けて4月23日から先行予約を受け付け、28日に引き渡しを開始。多くの人から好評を得ているほか、問い合わせも増えた。発売に合わせてインスタグラムのアカウントも開設。包み方のこつや家庭だからこそできるトッピングについての情報発信をしている。

 星川さんは「包み方を変えたり、具材を加えてみたり、店ではできないアレンジも試してオリジナルギョーザを作ってみてもらいたい。このギョーザで大切な人と楽しくすてきなときめく時間を過ごしてもらえたら」と呼び掛ける。

 価格は2,500円。購入は電話での事前予約が必要。本宮本店(TEL 019-681-1281)、向中野店(TEL 019-613-8586)、みたけ店(TEL 019-681-7333)でそれぞれ受け付ける。

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