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盛岡の洋菓子店が「岩泉復興応援ロールケーキ」 名物の「ほおずき」たっぷり使って

「プレミアムほおずきロール」は中心にほおずきコンポートを入れたぜいたくな一品

「プレミアムほおずきロール」は中心にほおずきコンポートを入れたぜいたくな一品

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 洋菓子店「Sweets+Cafe しゅくる」(盛岡市本町通1、TEL 019-626-3112)は12月4日、岩手県岩泉町の「食用ほおずき」を使った「プレミアムほおずきロール」を発売した。

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 同ケーキは「岩泉ケーキプレゼントプロジェクト(ICPP)」の活動がきっかけとなって生まれた。ICPPは、台風10号に伴う豪雨で甚大な被害を受けた岩泉町小川地区で、自主的に地域支援活動に取り組む地元学生らへプレゼントを届けたいという思いから始まったもの。フェイスブックなどを通じて呼び掛けたところ、国内外70人以上の支援者から約31万円の寄付が集まった。そこでプロジェクトは同町の名物である「食用ほおずき」を使ったケーキの制作を依頼し、67人の学生たちにデコレーションケーキをプレゼントした。

 一度きりの活動だけで終わらせたくないと考えた同店オーナーの佐藤浩二さんは、岩泉の食材を使ったケーキを考案。同町の「早野商店」が製造する「ほおずきジャム」を使った「岩泉応援ほおずきロール」を11月中旬に発売し、好評を得た。購入者から集まった意見を取り入れて改良し今回、「プレミアムほおずきロール」として発売した。

 佐藤さんは「子どもたちがケーキを受け取った瞬間の笑顔が忘れられない。定期的に現地に足を運ぶことはできないが、支援する方法はたくさんある。私たちが作って、そして皆さんが食べて応援につなげていけるケーキを思い付いた」と話す。

 「プレミアムほおずきロール」には、ほおずきジャムに加えて「ほおずきコンポート」を使用。もっちりとした食感が特徴のスポンジにジャムを塗り、ジャムを混ぜ込んだ生クリームを重ねた。中心にはコンポートを入れ、独特の酸味と食感を生かした爽やかな味わいに仕上げた。年内は今月15日まで予約販売を行い、来年1月からは店頭販売も再開。現在は長さ約9センチのハーフサイズ(880円)のみだが、今後はホールサイズの販売も予定する。

 佐藤さんは「食用ほおずきを知らない人、食べたことがない人も多いと思う。まずは皆さんに食べて喜んでもらって、少しでも岩泉を応援する力になりたい。ぜひ味わって」と呼び掛ける。

 営業時間は10時~20時。

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