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「盛岡しょうが市」今年も開催へ ショウガを通じた温かいコミュニティーづくりを

今年の「盛岡しょうが市」のリーフレットと生姜町の由来を解説する看板

今年の「盛岡しょうが市」のリーフレットと生姜町の由来を解説する看板

 盛岡市内の飲食店でショウガを使った限定メニューの提供などを行うイベント「盛岡しょうが市」が11月7日に始まる。

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 現在の肴町から八幡町周辺が「生姜町(しょうがちょう)」と呼ばれていたことにちなんで企画された同イベント。旧生姜町地区にあった神社「神明社」の祭礼日に、参道にショウガを売る市が立っていたことが町名の由来とされている。神明社が盛岡八幡宮に遷座された現在も、例祭日にショウガが奉納されている。陸前高田市で「三陸ジンジャー」を育てるショウガ農家・菊池康智さんが、この町名と風習と由来に感銘を受け2021年にイベントを立ち上げた。

 期間中、参加飲食店がショウガを使った限定メニューを提供するほか、初日には旧生姜町地域の「御幸新道(みゆきしんどう)」を会場に「盛岡しょうが市感謝祭」を開催する。実行委員会の田村優子さんは「11月といえばしょうが市というのが定着してきたように感じる。参加店の皆さんからは『この季節が来たね』『ショウガのシーズンだね』と声をかけてもらえるし、リーフレットが完成すると参加店舗を確認してどの店に行くか計画を練る人もいる。それぞれ楽しみにしてもらえているんだとうれしい気持ちになる」と話す。

 今年は新規店舗9店舗を加えた過去最多の29店が参加。和食からイタリア料理、ラーメン、カレー、パン、スイーツなど各店が工夫を凝らしたメニューを提供する。「参加店舗が広がったことで、提供メニューも幅広くなった。定番から変わり種まで、各店舗がレシピのアイデアを練っているのでお楽しみに」と田村さん。

 7日に行われる「盛岡しょうが市感謝祭」には13店が出店。菊池さんによる三陸ジンジャーの販売や、各店の限定メニュー・商品の販売を行う。「杜陵老人福祉センター」では、かつて旧生姜町にあった常設活動写真館「生姜町紀念館」の創設者・円子正による無声映画「岩手の輝き light of IWATE」を上映。大正時代の盛岡と人々の暮らしを記録した作品で、11時と13時から解説付き上映も行う。

 田村さんは「ショウガを通じて地域の歴史を伝える温かいコミュニティーをつくりたいという思いで続けてきた。皆さんと一緒につくっていくイベントなので、この縁を大切につないでいきたい。これから本格的な寒さがやって来るシーズン。ショウガのメニューで体を温めたら、感想もシェアしてイベントを温めて」と呼びかける。

 11月23日まで。「盛岡しょうが市感謝祭」の開催時間は10時~15時。参加各店と感謝祭出店者の情報はインスタグラムとフェイスブックで発信する。