盛岡の73歳発明家が特賞受賞-岩手県発明くふう展

東北経済産業局長賞

東北経済産業局長賞

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 盛岡市在住の発明家、藤田保宏さんが10月25日、第50回岩手県発明くふう展(主催=一般社団法人岩手県発明協会、岩手県、盛岡商工会議所)一般の部で特賞(東北経済産業局長賞)を受賞した。

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 同賞は同展の最高賞。受賞したのは「運搬機能を備えた安全脚立」。見た目は車輪付き脚立だが運搬時には車輪は回転し、脚立として使用するときは車輪が90度傾き、ストッパーになる機構。藤田さん自身、同展での特賞受賞は14回目となる。

 1941年(昭和16)生まれの藤田さんは、時計職人を経て独学で「発明」をし、1990年には「全国発明くふうコンクール」で科学技術庁長官発明奨励賞を受賞するなど、数々の実績を重ねてきた。土木、漁業、エネルギーといった専門分野から日常生活で役に立つものまで、取得した特許は80を超えるという。

 「見たもの聞いたものはヒントにならない。ひらめきがあって発明ができる」と藤田さん。「特許を製品化して初めて使うことになる。特許を使って皆が幸せになればいい」と実用化に向けて話した。

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