岩手の飲食店、「全面禁煙店」が200店に-「世界禁煙デー」で県が発表

全面禁煙の店に与えられるステッカー

全面禁煙の店に与えられるステッカー

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 岩手県が取り組む登録事業「禁煙・分煙の飲食店・喫茶店」で、全面禁煙の登録店数が200店に達した。5月31日の世界禁煙デーを前に同25日、県健康国保課が発表した。

分煙する店には「分煙ステッカー」

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 この登録事業は2005年にスタート。店内がすべて禁煙の「全面禁煙」と壁などによる仕切りや強制排気施設を設備した「分煙」の2カテゴリーで募集し、県内の各保健所などを通じて禁煙店の登録を募ってきた。全面禁煙店で、地域別には盛岡地域が最も多く71店。次いで一関地域が34店、花巻地域25店と続く。ちなみに「分煙」の登録店数は県内全域で27店。

 同課の今俊晴さんは「営業面からなかなか積極的になれない店もあったと思うが、逆に店のPRになると考えてくれたようだ」とし、「県内に飲食店はまだまだたくさんあるので、さらに登録の普及を進めていきたい」と意気込む。「今後は子育て支援を視野に入れながら、女性の受動喫煙を減らす取り組みもできれば」とも。

 県では同デーに関連し同日、県庁舎内の喫煙室を使用しないこととしたほか、6月6日までの「禁煙週間」には地下売店にあるたばこの自動販売機の使用を休止する。

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