盛岡市肴町商店街アーケード内の空き店舗を活用したイベント「Sakanacho Pan Jam 2026」が7月25日に開催される。
イベントを企画したのは「肴町商店街振興組合青年部(4S会)」。同商店街では空き店舗の増加が課題となっていることから空き店舗を新しい商店街になるための可能性として捉え、まずはシャッターを開けて、中を見てもらう機会をつくろうと、同会で空き店舗を一時的に借りてイベント会場などとして活用することにしたという。
4S会の佐々木大さんは「新しい店もオープンしている一方、閉店する店もあり、『一進三退』のような感じ。空き店舗活用に向けた勉強会なども行ってきたが、どうにかならないかと考えていた」と話す。「街は畑。空き店舗を動かして、関心を持ってもらう小さな取り組みを継続させて、いずれ空き店舗の解消にもつながれば」とも。
今回はアーケード南端の空き店舗を利用。「レコルト」「ブーランジェ」という2つのパン店が営業していた場所だったことから、パンのイベントを企画した。ブーランジェが閉店したのは2024年。準備のために店舗に入るとまだパンの香りが残っていたという。4S会の佐藤祐史さんは「シャッターを開けて清掃をしていると、『またパン屋やるの』と声をかけてくれる人がいた。ここはそういう場所なんだ、皆さんの思い出にはパンの店として残っているんだなと実感した」と話す。
当日は、ワーク小田工房、Threebread、とんかつ&コーヒースタンド SUEKI、ぱんのひろよしが出店。イベント用に用意したパンの詰め合わせや菓子パン、バゲット、サンドイッチなどを500円で提供する。商店街の回遊性を高めようと、肴町商店街と周辺地域のパンとコーヒーの店を紹介したマップも作り、会場内で掲示する。
佐藤さんは「それぞれこだわりを持った店が集まるので、パンを楽しみながら、あの場所が開いている、懐かしいなという気持ちも共有してもらい、肴町の雰囲気を楽しんでもらいたい」と呼びかける。
開催時間は10時30分~14時。売り切れ次第終了。