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盛岡で「はるのパンまつり」展-世界のパンを木彫り作品で紹介

「作品を見ているとおなかがすきますよ」と作家の広野じんさん

「作品を見ているとおなかがすきますよ」と作家の広野じんさん

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 シグ・アートギャラリー(盛岡市内丸、TEL 019-681-8089)で現在、「広野じん木彫はるのパンまつり」を開催している。

存在感のある大きな「ナンちゃってて~ぶる」

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 フォカッチャの作り方が分かるように、こねて成型して焼き上がるまでを木彫りで表現するなど、世界各国のパンを木彫り作品で紹介する同展。会場には、肉まんとピタパンの形をした木彫りの帽子「まん帽」と「ピタ帽」があり、かぶって記念撮影できるコーナーも。

 制作したのは、盛岡出身で食べ物の木彫り作品を中心に手掛ける広野じんさん。2年前からパンをテーマに制作を始めた。「木は日本人にとってなじみがあって温かみのある素材。木目の素材感を残したかった」と広野さん。

 木彫りパンを制作するに当たって、実際にフォカッチャを作って見て質感や形を研究し、着色にもこだわった。普通の着色方法では木目が消えてしまうため、色鉛筆を削り、手で刷り込む方法で木のぬくもりと柔らかさを伝える作品に仕上げたという。「『おいしくなあれ』と思って彫った。同じ白でも木の素材が違うので木の質感の違いを楽しんでもらえたら」と呼び掛ける。

 開催時間は11時~19時。入場無料。3月30日まで。同22日には、トークイベントやレセプションパーティーも行われる。

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