盛岡冷麺と盛岡じゃじゃ麺が「御当地人気料理特選」に-農水省発表

写真は盛岡冷麺の元祖「食道園」の冷麺

写真は盛岡冷麺の元祖「食道園」の冷麺

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 農林水産省は12月18日、「農山漁村の郷土料理百選」と「御当地人気料理特選」を発表。「御当地人気料理特選」では全国で23品が選ばれるの中、盛岡からは「盛岡冷麺」と「盛岡じゃじゃ麺」のご当地麺が2品とも選ばれた。「農山漁村の郷土料理百選」では、岩手県からは「わんこそば」と「ひっつみ」が選ばれた。

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 この結果を受けて盛岡市ブランド推進室の坂田裕一室長は「盛岡冷麺も盛岡じゃじゃ麺も地元の暮らしの中から生まれてきた食べ物。ブランド推進の立場からもそうだが、一市民として大変うれしい」とコメント。「わんこそばも含めると盛岡3大麺があらためて全国に認知されたことだと思う。『麺の街・盛岡』を存分にアピールして、さらに情報発信したい」と話している。

 これまで呼び方が統一されていなかった盛岡じゃじゃ麺については、「今回『盛岡じゃじゃ麺』として認知された事実は大きい。市としてもこの呼び方で統一することを先月確認したばかりで、地域ブランドとしてさらに弾みになる」(坂田さん)とも。

 同省によるこの取り組みでは「全国の農山漁村の生産や暮らしの中で生まれ、育まれてきた地域の伝統的な料理をふるさとの味として認知するもの」として「農山漁村の郷土料理百選」を都道府県の推薦やインターネットによる人気投票(今年9月~10月に実施)などから候補を選出。有識者らで構成する「郷土料理百選選定委員会」(委員長=服部幸應さん)の審査を経て、今回99品を選んだ。

 さらに、今回はインターネットの投票から「盛岡冷麺」や「よこすか海軍カレー」(神奈川県)など、「農産漁村の郷土料理」に馴染まないものが寄せられたことについても考慮。主に若い人が参加したと思われる同投票からの意見も反映させ、「郷土料理百選とは別に『御当地人気料理』として、新たに23品を加えることにした」(農林水産省農村政策課担当者)という。

 同省では来年2月以降、刊行物やウェブサイトを通じてこの情報を広く発信していく予定。

農山漁村の郷土料理百選「盛岡冷麺」と「盛岡じゃじゃ麺」テーマにシンポジウム-国際交流イベントで(盛岡経済新聞)「MORIOKA麺マップ」で盛岡三大麺をPR-無料配布開始(盛岡経済新聞)鳥羽・期間限定のご当地バーガー「とばーがー」、第2弾は来春発売へ(伊勢志摩経済新聞)仙台で「冷やし中華」スタンプラリー、94店舗で「発祥の地」をアピール(仙台経済新聞)

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