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被災した多国籍料理店が「東北六魂祭」に出店-キッチンカーに行列も

「今後の目標は常設の店舗を持つこと」と新沼崇久さん

「今後の目標は常設の店舗を持つこと」と新沼崇久さん

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 大船渡で人気の多国籍料理店「KAIZAN(かいざん)」が5月26日・27日の2日間、盛岡市内で行われた東北六魂祭に移動販売カーで出店した。

自慢のバーガー

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 同店は昨年の震災で被災し店舗を流され、現在は復興大船渡プレハブ横町(大船渡市野々田)の仮設店舗で営業する。地元での営業もさることながら、移動販売用のキッチンカーも活躍。プロバスケットチーム「岩手ビッグブルズ」の試合が行われる会場で販売するビッグブルズバーガーは、格安でボリューム満点なことから行列ができるなど評判を呼んでいる。

 東北六魂祭では、大通商店街と映画館通りの交差点に開設した復興物産展内に出店。自慢のバーガーをはじめ、イカ焼きとイカ焼きそばを販売したほか、取引のある被災した幻の酒、酔仙の「春いちしぼり」も用意した。

 「1年たってみて、地元意識が高くなった」と話す店主の新沼崇久さん。「地元をPRしながら、震災の記憶を風化させないようにと思い、全国のイベントに足を運んでいる。いろんな人の協力があってここまで来ることができたので、今後も声が掛かれば積極的に参加していきたい」と話す。

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