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盛岡で「サマガー」今年も 大きなテントの下で地元の味を

以前の開催の様子。青と白の大型テントはサマガーのトレードマークとなった

以前の開催の様子。青と白の大型テントはサマガーのトレードマークとなった

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 地元飲食店などが出店するイベント「もりおかSUMMERガーデン」が7月14日から、盛岡八幡宮内特設会場(盛岡市八幡町)で開催される。

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 同イベントは、盛岡中心市街地の活性化などを目的に2018(平成30)年に始まり、今年で4回目を数える。「サマガー」という愛称で地域の夏のイベントとして親しまれてきた。2020年と2021年は新型コロナウイルス感染症影響を受けて中止したが、2022年に再開。人数制限やアクリル板の設置、期間を2週に分けて来場者の分散を図るなど感染症対策を行いながらの開催だったが、「再開を待っていた」というファンの声も寄せられ盛り上がりを見せた。

 一方、実行委員会側としては「2022年は不完全燃焼だった」という思いもあるという。まだコロナ禍の中であったことに加え、開催日の多くは悪天候に見舞われた。実行委員会の大石仁雄さんは「当時はその場で飲食できるイベントがほとんどなく、本格的に地域イベントを復活させるために、サマガーで潮目を変えたいという強い思いもあった。雨の中でもたくさんの来場者がいて、『もっとできるはずだ』という気持ちもないわけではなかった」と振り返る。

 今年は人数制限やアクリル板の設置はせず、4年ぶり会場の仕様をコロナ禍前と同じ仕様に戻す。昨年好評を得ていた2週に分けての開催は継続し、7月14日~17日をクール1、21日~23日をクール2とする。会場には「サマガー」のトレードマークにもなっている大型テントを設置。雨天にも対応できる全天候型の席のほか、屋外開放型のスタンディングテーブルと併せて700席以上を用意する。

 フードの出店者はクールによって異なり、クール1には「ろーりえキッチン」や「Food Truck Pizzeria GARBANZO」、クール2には「焼肉・冷麺 ぴょんぴょん舎」や「肉のふがね」が出店するほか、両クール共通で「ステーキ&グリル MARU3」や「八満食堂コレコウジツ」など地元飲食店が出店する。ドリンクは「サマガードリンクスタンド」を設け、生ビールや日本酒、ソフトドリンクを提供する。会場内での支払いには、会場で販売する飲食チケット「サマガーチケット」と、QRコード決済サービス「MORIO Pay(モリオペイ)」、同サービスを利用した盛岡市のプレミアム商品券「スマートSANSA」が使用できる。

 大石さんは「今回がようやく本格的な再開といえる。大きなテントの下で、皆さんとにぎやかに、地元のおいしものを食べて、飲んで、楽しみたい。地域全体ににぎわいが広まるイベントになれば」と呼びかける。

 開催時間は7月14日・21日=15時~21時、15日・16日・22日=11時~21時、17日・23日=11時~19時。

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