この春に移転・新規オープンする「いわて花巻空港 新ターミナル」の利用促進を目的に1月15日、「新ターミナルオープン記念キャンペーン」（主催＝岩手県空港利用促進協議会など）が始まる。

イメージキャラクターの「はなっぴー」

　同キャンペーンでは、同空港と結ぶ伊丹（大阪）、中部国際（名古屋）、千歳（札幌）の各路線のペア往復航空券のほか、岩手県内の温泉旅館・ホテルのペア宿泊券、特産品などが当たるプレゼント企画をメーンに、今月下旬より空港利用促進キャラバンを実施。新ターミナルのPR活動を展開する。

　新ターミナルは現在の国道4号線側から反対（東側）に建設中で、すでにある東北自動車道・花巻空港インターチェンジから国道294号線を短く経由してほぼ直結する形になる。建物は現在と概ね同規模ながら、ユニバーサルデザインに対応するほか、駐車場台数も大幅に増加。年末年始や夏のお盆休暇などの繁忙期に対応する。営業開始は4月9日。

　同空港は、県内初の本格的な空港として1964年に開港。1983年にはそれまでの1,200メートル滑走路から2,000メートルに拡張し、同年東京線と札幌線にジェット便を就航。2005年にはさらに長い2,500メートル滑走路の供用が始まった。

　一方、1985年に東北新幹線が開業したことから、同年東京線を廃止。その後、国内線の利用客数が伸び悩み、2001年に新潟線、2007年には福岡線を休廃止するなどした。

　今回の新規オープンを契機に国内各線はもとより、ここ数年、比較的安定して利用客数を確保してきた国際チャーター便の増便が見込まれる。

　キャンペーンは5月20日まで。問い合わせは県空港課内・同事務局（TEL 019-624-6330）まで。