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盛岡市で花とSNSを活用したキャンペーン 「花と緑にあふれるまち」をPR

「不来方の風景」を表現した花壇(手前)とチョウの形をした個性的な装飾。盛岡城跡公園で

「不来方の風景」を表現した花壇(手前)とチョウの形をした個性的な装飾。盛岡城跡公園で

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 盛岡市公園みどり課が現在、ツイッターを活用したキャンペーン「もりおか花(フラワー)×Smileプロジェクト」を実施している。

県産ホップを使ったフォトスポット(手前)と「MORIOKA」の文字が入ったデコレーション(奥)

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 市は2004(平成16)年度から、行政と市民、事業者が協力して市街地の沿道や商店街、公共施設などに「ハンギングバスケット」を設置して街を彩る「花と緑のガーデン都市づくり事業」を進めている。ハンギングバスケットは、つり下げるタイプのバスケットに花を植える装飾園芸技法の一つ。同事業では、壁に掛けるウオールバスケットや支柱で自立するスタンディングバスケットも含めてハンギングバスケットとしている。

 市内では新型コロナウイルス感染症の影響を受けたイベントの中止や延期が相次ぎ、人が集まりづらい状況が続いている。そこで、新しい生活様式に合わせた新たなイベントの形として、SNSを活用したものを考案。ハンギングバスケットと共に「花と緑にあふれるまち もりおか」を広くPRことを目的に、コロナ禍の中でも花の持つ魅力を感じて「笑顔の花」を咲かせてもらおうと願いを込めた。

 キャンペーンに合わせ、市内に花壇やハンギングバスケットで彩ったフォトスポットを設置。フォトスポットは、盛岡駅東口の滝の広場カスケードと同駅西口バスターミナルの花壇に2カ所、「もりおか歴史文化館」前広場に4カ所の計6カ所となっている。「もりおか歴史文化館」前広場の4つのフォトスポットは、市内4つの生花店がそれぞれ担当。「不来方の風景」を再現したものや、チョウの羽をかたどったユニークなもの、県産のホップを使った装飾や、「I ♡ MORIOKA」というメッセージなど生花店ごとの個性が楽しめる。

 キャンペーンは第1弾と第2弾に分かれ、第1弾は「オープニングキャンペーン」と題し、「もりおか花×Smileプロジェクト」の公式ツイッターが投稿したキャンペーンツイートをリツイートする。第2弾はフォトスポットで写真を撮影し、ハッシュタグ「#もりおか花Smileプロジェクト」を付けてツイッター上に投稿する。第1弾・第2弾共に、応募者の中から抽選で3人に市の特産品などの商品を贈る。当選通知はツイッターのダイレクトメッセージを通じて送信するため、期間中はプロジェクト公式アカウントのフォローが必要。

 フォトスポットは市公園みどり課の担当者が水やりなどを行い、きれいな状態を保っている。訪れる市民からは好評で、写真を撮って楽しむ人も多いという。フォトスポットではプロジェクトに関するアンケートに回答できるQRコードも掲示。回答者には生花店で利用できるクーポンを進呈している。

 担当者は「SNSを活用したプロジェクトなので、SNSでは若者世代、フォトスポットは花好きの年齢層が高い世代の皆さんに楽しんでもらっているように感じる。いろんな世代の皆さんに花を見て楽しんでもらいたい。人が集まるイベントがなかなか実施できない今、新しい生活の取り組みとして、フォトスポットで写真を撮って、花屋さんへも足を運んでもらえたら」と呼び掛ける。

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