マルシェイベント「BeBAマルシェ2022」が6月25日・26日、複合施設「BeBA TERRACE（ビバテラス）」（盛岡市本宮）で開催される。

　「BeBA TERRACE」は民間の力を借りて都市公園を整備する「公募設置管理制度（Park-PFI）」を活用した施設。施設名には「誰もが心地よくいられる場所」という思いが込められ、敷地内には保育園や図書館、飲食店、直売所などを備える。2020年10月に「モリオカえほんの森保育園」が開園。2021年6月には園芸・生産者直売所「M farm（エムファーム）」、2022年2月に飲食店2店が入る飲食棟が営業を始めた。今後は体験学習施設が入る「まなび棟」と「てつびんの学校」が今秋、子ども図書館とフリースクールが2023年春に開所予定。

　今回のマルシェイベントは、M farmの1周年を記念して初開催。同直売所の前に広がる芝生エリアを活用し、芝生の心地よさを楽しんでもらおうと企画した。当日はハンドメード作家や飲食店、食品加工品業者などが出店。手作り雑貨やアクセサリー、テイクアウトフード・スイーツ、ドリンクの販売などを行う。M farmでは野菜の詰め放題などの1周年感謝企画を予定している。

　施設で初めてのイベントとして「BeBA TERRACEをもっと知ってもらいたい」という狙いがある。ビバテラス運営協議会事務局の木村敦子さんは「コロナ禍の影響もあって全ての施設が一度にオープンしたわけではなく、少しずつ整備が進んでいるので、『完成したの？もう利用できるの？』という声が多い。このイベントをきっかけに、皆さんと一緒に公園を楽しむことができれば」と話す。

　同じく事務局の水野ひろ子さんは「開かれた公園として、近隣住民の皆さんにも来て楽しんでもらいたい。これから先、地域の皆さんと育てる施設として交流ができれば。今は緑も美しく、中央公園を歩くのには丁度良い季節。散歩がてら足を運んで」と呼びかける。

　開催時間は両日とも10時～17時。入場無料。