宇宙航空研究開発機構（JAXA）職員と市民、行政の意見交換の場となる「JAXAタウンミーティングin 盛岡～未来につなぐ、宇宙への想い～」が5月25日、プラザおでって（盛岡市中ノ橋通1）おでってホールで開催される。

　盛岡市教育委員会とJAXAが企画する同イベントは、宇宙分野の専門家と市民が交流し、宇宙について学ぶ機会を提供しようと開くもの。これまで各地で92回開催されているが、盛岡での開催は初めてとなる。岩手県では国際リニアコライダー誘致を目指す動きがあり、タウンミーティングを通じて市民にも広く関心を持ってもらいたいという狙いがある。

　第1部では「子どもたちの心に火をつける～宇宙教育の推進～」をテーマにJAXA宇宙教育センター長の広浜栄次郎さんが登壇。続く第2部では、エックス線天文衛星「すざく」プロジェクトマネジャーでJAXA宇宙科学研究所研究総主幹・教授の満田和久さんが「宇宙から宇宙を探る」をテーマに講演を行う。講演後、参加者との意見交換も予定する。

　同市教育委員会生涯学習課の瀬川菜穂さんは「JAXAでは市民の声を直接取り入れて開発していきたいという思いがあり、日頃から宇宙に興味がある人には、ぜひ気軽に参加してほしい」と呼び掛ける。

　開催時間は14時～16時30分。市では現在、参加者を募集している。入場無料。盛岡市教育委員会生涯学習課に電話で問い合わせのうえ、往復はがきで事前申し込みが必要。応募多数の場合は抽選となる。