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「はじめてのさんさ踊り講座」今年も開催へ 踊りの基礎を学んで、いざ本番へ

昨年の「はじめての盛岡さんさ踊り」の様子(写真提供=盛岡さんさ踊り振興協議会)

昨年の「はじめての盛岡さんさ踊り」の様子(写真提供=盛岡さんさ踊り振興協議会)

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 初心者向けに盛岡さんさ踊りの踊り方を教える講座「はじめての盛岡さんさ踊り“踊り編”」が2月1日、「プラザおでって」(盛岡市中ノ橋通1)3階のおでってホールで開催される。

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 盛岡で踊られている「さんさ踊り」は大きく分けて、市内各地域で受け継がれている「伝統さんさ踊り」と、伝統さんさを基本に誰もが踊れるように振り付けを統一した「統一さんさ踊り」の2種類がある。各地域の伝統さんさ踊りの継承団体で構成する「盛岡さんさ踊り振興協議会」では統一さんさ踊りの指導や普及に取り組み、昨年初めて初心者向けの講座を開いた。

 前回は初めて踊る人や移住者を含め、子どもから高齢者まで幅広い世代が参加。特に大人の申し込みが多かったという。盛岡さんさ踊り振興協議会の事務局を務める盛岡観光コンベンション協会の菊池愛理さんは「8月のパレードが始まって今年で48回目。子どもたちは幼稚園や保育園単位で参加したり、学校の授業で学習したりするが、大人世代は団体やサークルに所属しないと踊る機会がない。『一度踊ってみたかった』という感想を聞いて、開催して良かったと思った」と「振り返る。

 好評を受けて企画した2回目では、1番から4番まである統一さんさ踊りのうち、パレードで踊る団体が多く「ハラハラハラセー」の掛け声が特徴の2番「七夕くずし」と、「サンササーサンササー」の掛け声とお辞儀をするような振り付けがある4番「福呼(ふっこ)踊り」の2種類を指導。「福呼踊り」は前回の参加者から「踊りたい」という要望が多かったことから選んだ。

 講座は午前・午後の2部制で、午前は七夕くずし、午後は福呼踊りを指導する。講師を務めるのは、大宮さんさ踊り保存会、盛岡さんさ踊り清流、山岸さんさ踊り保存会の3団体。講座では初めて踊る人に向けて、踊りの振り付けを細かく分けて解説。パレードの最後に観客も参加して踊る「輪踊り」の体験も行う。

 菊池さんは「講座の目的の一つは、正しい踊りを覚えること。パレードに参加する団体によっては振り付けに独自のアレンジを加えるところもあるが、まずは基礎を学んでもらいたい。パレード本番に参加する時やさんさ踊りを踊る機会が来た時に役立つはず」と話す。

 開催時間は、午前の部=10時~12時、午後の部=13時30分~15時30分。対象は小学生以上で、小学生は保護者の参加も必要。定員は各部30人。参加費は各部100円。申し込みは応募フォームと電話(019-621-8800、平日9時~12時、13時~17時)で受け付ける。

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