フジドリームエアラインズ（FDA、静岡県牧之原市）は5月11日、県営名古屋空港（小牧空港、愛知県小牧市）～いわて花巻空港（岩手県花巻市）・青森空港（青森県青森市）を結ぶ2路線に定期便を就航すると発表した。

　同社による東日本大震災で甚大な被害を受けた東北地方への復興支援の一環。名古屋～いわて花巻線は5月21日～6月11日は毎週土曜・日曜に、6月16日～30日は毎週木曜・土曜・日曜に、それぞれ1日1往復運航する増便する。運賃は大人普通運賃（片道）が2万9,800円。名古屋での乗り継ぎを利用した福岡～いわて花巻間の運賃も設定する。7月以降の運航計画は決定次第発表する。名古屋～青森線は7月より運航開始するが計画の詳細は未定。両路線とも8月1以降も運航する予定。

　中部国際空港といわて花巻空港・青森空港を結ぶ航空路線は昨年秋、JALが撤退している。FDAによると、JALの運航当時からの需要と被災地支援震に向けた利用が見込まれることから、就航を決めたという。国土交通省の路線開設許可も震災復興の観点から、通常より早く出たことも伝えられている。
（取材協力＝みんなの空港新聞）