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盛岡ビギナー向け「予備校」開催へ 盛岡もの識り検定前に

「楽しみながら盛岡を学んで」と菊池さん

「楽しみながら盛岡を学んで」と菊池さん

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 盛岡商工会議所(盛岡市清水町)で11月3日、「もりけん予備校」が開催される。

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 「もりけん」は、同会議所が主催する「盛岡もの識(し)り検定試験」の通称。盛岡市に関する歴史や文化、産業、観光、風土など多分野に渡る問題を出題し、「盛岡通」度を認定する検定試験で、今年は12月16日に試験が行われる。

 同会議所では昨年まで合格者や受験者に向けたイベントを行ってきたが、より多くの人に「もりけん」を知ってもらうとともに盛岡好きを増やしたいという思いから、新しい間口として、「もりけん」を受験したことがない人や受験を考えている人、転勤などで盛岡に初めて来た「盛岡ビギナー」を対象にした「予備校」を今年初めて企画した。

 担当者の菊池俊勲さんは「『もりけん予備校』と題しているが、検定の対策講座などではなく、楽しみながら盛岡のことを覚えてもらい、良さや魅力を発見してもらおうという企画。これをきっかけに『もりけん』自体の認知度の向上や、受験者の増加にもつながれば」と話す。

 当日は「文化地層研究会」の真山重博さんなどを講師に迎え、スライドを使った「盛岡バーチャルツアー」で観光名所や季節の風景を巡り、歴史や文化などについて学ぶ。講義終了後には「盛岡もの識り検定模擬試験」にも挑戦し、休憩時間には盛岡ならではのお菓子を用意する。

 近年、「もりけん」受験者は減少傾向にあるが、観光面で「もりけん」の知識が活用できるという考えから企業単位で受験する事例もあるという。菊池さんは「今回の予備校で学んだことも仕事や観光分野ではもちろん、普段の生活や会話などに生かしてもらえたらうれしい。周りの人にどんどん話して見てほしい」と話し、「住んでいる人に盛岡を好きになってもらうことが一番。試験を受けるための予備校ではないので、内容も難しくない。気軽に盛岡への興味を深めて」と呼び掛ける。

 開催時間は14時~16時30分。参加費は500円。申し込み・問い合わせは盛岡商工会議所地域振興部(TEL 019-624-5880)まで。定員は50人。締め切りは10月31日。

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