福田パン(盛岡市長田町)は7月から、「あんマーガリン」を「あんバター」に戻して販売している。正式名称は「あん・バター入りサンド」。
あんバターは、原料となるバターの価格高騰の影響から、昨年5月に中身のバターをマーガリンに変えて販売。約1年を経た今月から、本店と矢巾店のほか、スーパーなどで販売する業販向け商品も元のあんバターに戻した。あんバターのほかに、ジャムマーガリンとピーナツマーガリンも同様に、それぞれ「ジャムバター」「ピーナツバター」に戻した。
今回の措置について、同社の福田潔専務は「お客さまからの要望があまりに多く、押し切られた形。実際に原料の価格が安定してるわけではなく、本来なら時期尚早」としながらも「小麦粉の価格が下がったことから、大手パンメーカーが販売価格を下げる中、当社として対抗策を講じた」と話す。「話題づくりになれば」とも。
「あんバター」の店頭価格は155円。