清水と町家で「城下町盛岡」を楽しむイベント開催-浴衣姿もちらほら

今もかいわいの生活水として利用される大慈清水。時折、浴衣姿の女性が清水で喉の渇きを潤しに訪れた

今もかいわいの生活水として利用される大慈清水。時折、浴衣姿の女性が清水で喉の渇きを潤しに訪れた

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 盛岡の古き良き街並みを知るイベント「井戸と町家」が7月11日、鉈屋町かいわいで行われた。主催は盛岡まち並み塾事務局(TEL 019-624-2466)。

町家では手作り雑貨の販売も

 今年で5回目を数える同イベントは、平成の名水100選にも選ばれる「青龍水」と「大慈清水」の2つの清水と、その周辺に点在する8つの町家を開放。晴天に恵まれたこの日、訪れた見物客は思い思いに町家を散策しながら、清水で寄せ豆腐やところてんをほおばるなどして楽しんだ。

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 町家の一つ「大慈清水御休み処」(盛岡市鉈屋町3)では「気仙茶のお茶会」や挿絵展が行われたほか、原敬も頻繁に利用したという旧「料亭川鉄」(鉈屋町2)では、土用の丑の日を前に一足早くうなぎ料理が提供された。

 建築家で同事務局の渡辺敏男さんは「町屋と言うとひとくくりにされがちだが、実は一つひとつ違うのが魅力。気を許すと壊される運命にあるが、町家は400年の城下町『盛岡』を説明するのに最も適した存在」と話す。「汚れたのとは異なる『古美る』良さを感じてほしい」とも。

 盛岡まち並み塾では11月までの毎月第2土曜に町家を一般に開放するほか、8月14日~16日に「迎え火・送り火」、同14日には「黒川さんさ踊り」、9月12日に「町家とお八幡さん」など催しを予定する。