ワタミ株式会社(本社:東京都大田区、以下ワタミ)は、脱炭素社会の実現に向けて、国に認証を受けた陸前高田市の適切な森林管理により創出されたCO2吸収量のクレジットの売買契約を事業者第一号として締結しました。
ワタミは、2011年から渡邉が陸前高田市の参与を務めていたこともあり、陸前高田市でイベントの開催、コールセンターの設置、渡邉の経営塾開催などを実施し、経済の活性化や雇用の促進に取り組んできました。 また、東日本大震災発生から10年後に当たる2021年 4月に、ワタミグループが推進する再生可能エネルギーを利用した循環型6次産業モデル(ワタミモデル)を具現化する循環型農業テーマパークである「陸前高田ワタミオーガニックランド」を開業し、陸前高田市との親睦を深めてきました。
陸前高田ワタミオーガニックランド
「森林資源の活用に関する連携協定」の体制
■J-クレジット制度とはJ-クレジット制度とは、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出削減量や、農業や適切な森林管理によるCO2等の吸収量を「クレジット」として国が認証する制度です。J-クレジットは排出削減・吸収に資する技術ごとに、適用範囲、排出削減・吸収量の算定方法およびモニタリング方法があり、方法論として6つに分類されています。
*J-クレジット制度における方法論の1つ「森林」の「森林経営活動方法論」とは、森林法に基づき市町村等に認定された森林経営計画に沿って適切に施業されている森林を対象とし、間伐等の適切な森林経営活動を実施することで、地上部・地下部バイオマスの炭素蓄積量が増加することや伐採された木材の利用に係る炭素固定による吸収量を確保し、その吸収量をクレジットとして換算します。
クレジットが創出された森林
■2023年11月に締結した「森林資源の活用に関する連携協定」の連携事項
この連携協定を通し、陸前高田市、ワタミエナジー、SEFは相互の連携を強化し、森林クレジットの創出と活用並びに多様な主体が参加する森林活動を通して、陸前高田市における安定した森林経営基盤を確保し、計画的に実施される森林整備によってもたらされる森林の多面的機能を将来世代に継承します。
(1)地域の森林の特性を踏まえた森林クレジットの創出と活用に関すること。
(2)森林クレジット及び森林生態系に係る調査・普及・啓発に関すること。
(3)自治体と企業等が連携した森林保全活動の促進に関すること。
(4)その他目的達成のために必要な事項に関すること。
森林資源の活用に関する連携協定の枠組み
ワタミは、ワタミファームで採れた有機野菜(1次産業)を、ワタミ手づくり厨房で加工(2次産業)し、ワタミグループの外食事業や宅食事業(3次産業)を通じて、全国のお客様に提供しています。さらに、環境負荷を軽減するための取り組みや、再生可能エネルギー事業にも取り組んでいます。この再生可能エネルギーを利用した循環型6次産業モデルを「ワタミモデル」として、展開しています。本取り組みは、「ワタミモデル」の2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会に向けた取り組みの一環として実施します。初年度は50トン購入し、今後カーボンニュートラルに向けた活動の中で自社努力やサプライチェーンとの協働によって削減しきれないCO2の排出量をオフセットするために活用します。
■ワタミグループは創業40周年ワタミグループは2024年5月に創業40周年を迎えました。これまで多くの皆さまに支えられ、40周年を迎えることができました。これまでの感謝を込めて「40周年ありがとうYEAR」と題して、国内外の外食事業や宅食事業などで、年間を通じて様々な特典や限定イベントなどのキャンペーンを展開してまいります。
ワタミ創業40周年ロゴ
■ワタミ株式会社
【住 所】 東京都大田区羽田 1-1-3
【代表者名】 代表取締役会長 兼 社長 CEO 渡邉 美樹
【設 立】 1986 年 5 月
【事業内容】 国内外食事業、海外外食事業、宅食事業、農業、環境事業、人材サービス事業
【ホームページ URL】 https://www.watami.co.jp