岩手朝日テレビは3月8日、ドキュメンタリー番組「ザ・ルーツ 俺たちの盛岡冷麺」を放送する。
同番組は、盛岡冷麺の考案者で食道園の創業者、故・青木輝人さんのキャラクターにスポットを当てながら、「冷麺」が「盛岡冷麺」になるまでを描いたもの。
番組では、盛岡冷麺のルーツと言われる平壌冷麺とハムン冷麺をスタッフが現地ソウルに飛んで検証。再現ドラマや今回、番組制作のきっかけにもなった単行本「盛岡冷麺物語」(リエゾンパブリッシング刊)の著者・小西正人さんへのインタビューのほか、青木輝人さんの肉声による未公開テープを初公開する。
番組を制作した担当ディレクターは「冷麺やじゃじゃ麺のように、盛岡にはなぜか大陸の食文化が根付いている。戦後の混乱の影響などさまざまな理由があるのかもしれないが、今回はまさにそのルーツをたどってみた」と話す。「当時、周囲の人をとりこにしたという青木輝人さんの魅力的なキャクラクターが画面を通じて伝われば」とも。
放送時間は3月8日12時~12時55分。その後、番組は秋田朝日放送(同17日)、山形テレビ(同)、東日本放送(同21日)、福島放送(同27日)、青森朝日放送(4月予定)でも放送される。