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岩手公園で「北のクラフトフェア」今年も開催へ より開かれたイベントに

昨年の北のクラフトフェア会場の様子

昨年の北のクラフトフェア会場の様子

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 北のクラフトフェア実行委員会が現在、10月7日~9日に岩手公園(盛岡城跡公園)などで開催する「北のクラフトフェア」に向け、クラフト部門の出展者を募集している。

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 同イベントは昨年初開催。会場となる岩手公園で進む「公募設置管理制度(Park-PFI)」を活用した整備事業では、ファッションブランド「ミナ ペルホネン」のデザイナー・皆川明さんが中心となり広場や複合施設の整備を計画する「『ホホホの森』プロジェクト」を進めている。まずはプロジェクトのコンセプトを「クラフトフェア」を通じて知ってもらおうという皆川さんの思いを受け、賛同した市民有志が実行委員会を立ち上げ、皆川さんと協力しながら企画を進めている。

 昨年は3日間の開催期間中、メイン会場となる岩手公園内で出展者による作品の展示販売を2日間行い、県内外から約3万人が足を運んだ。実行委員会メンバーの水野ひろ子さんは「出展者からも来場者からも聞こえてきたのは、『会場全体の空気感が良く、幸せな空間だった』といった感想。フェアを目指して来場した人もいたが、ふらっと立ち寄る人も多かった。普段は市民の憩いの場として使われている岩手公園が会場だったからこそ、生活者と自然な結び付きが生まれたと思う。これが岩手公園の持つポテンシャルだと感じた」と話す。

 2年目の開催決定については1月に発表。今年は10月7日・8日に作家が展示販売を行うクラフトデー、9日がトークセッションなどを行うトークデーとなっている。クラフトフェアなどに出展する作家の多くは年の初めに年間スケジュールを決める人が多いため、発表と出展者募集のタイミングを前回より早めた。今年はクラフト部門に120ブースを用意。陶芸・木工・金属・ガラス・布などの作家を対象に、全国から出展者を募る。

 応募条件は原則として個人であること、本人制作のオリジナル作品であること、出展者が搬入・搬出・ブース管理を行うことなど。応募者は応募要項を確認の上でウェブエントリーを行い、選考書類を郵送。選考委員が応募者を審査し、出展者を決める。選考委員は昨年と同じく皆川さんのほか、木工デザイナーの三谷龍二さん、デザイン活動家のナガオカケンメイさん、光源社の川島富三雄さんなど6者が務める。

 水野さんは「今年はどのような作家が集まるか今からドキドキしている。昨年の出展者からは作品をじっくり選ぶ人が多くてうれしい、来場者と話ができて良かったという声もあった。こういった評価も、盛岡の日常にクラフトが常にあるからだと思う。昨年の空気感を大切にしながら、よりオープンなイベントになればと考えている」と話す。

 応募要項はウェブサイトに掲載する。選考料は3,000円、出展料(2日間)は1万8,000円。応募はウェブエントリーが3月31日17時まで。選考書類は同日消印有効。

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