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盛岡の「走る家具屋」がマラソンマガジン「かけあし」 走らない人も楽しめる内容に

「走る人も走らない人も一緒に楽しんで」と平山さん

「走る人も走らない人も一緒に楽しんで」と平山さん

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 いわて盛岡シティマラソンを勝手に応援するマガジン「かけあし」が8月18日、発刊された。

 同誌を企画したのは、市内の家具店「Holz(ホルツ)」の店主・平山貴士さん。平山さんは自他共に認める「マラソンジャンキー」で、ランナーとして全国各地のマラソン大会に参加し、「走る家具屋」とも呼ばれている。

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 マガジンを作るアイデアの土台となったのは、マラソン大会で配布されるプログラムなどの冊子だったという。プログラムには各地域の代表者挨拶や会場レイアウト、参加者名簿といった情報が記載されているが、必要になるのは当日だけで終了後は捨ててしまう人も多い。

 平山さんは「大会前後も楽しめる紙媒体が欲しいという思いを持っていた。冊子が捨てられることへのもったいなさを感じていたし、デザイン面で改善できる部分や、内容をもっと面白くできる部分があると考えていた」と話し、「プログラム自体は必要なものなので、なければ困る。じゃあ、プログラムとは別に、自分で作ってしまおうと思いついた」とも。

 制作への大きなきっかけとなったのは、「いわて盛岡シティマラソン」の開催。今年2月ごろに「盛岡シティマラソンを勝手に応援する会」、通称・MCMKOK(モクモク)を1人で立ち上げ、「かけあし」の制作準備に取り掛かった。平山さんにとっては初めての本作り。そこで、ミニコミ誌「てくり」を手掛ける「まちの編集室」に相談し、「てくり」の協力の下、制作がスタートした。

 掲載する内容はランナーだけではなく、走らない人が読んでも面白く便利なものになるように工夫。「かけあし」というタイトルにも、スピード感はありながら、走る人もそうではない人にも楽しんでもらえるよう、「かけあし」くらいの速さでという思いを込めた。

 掲載するマップは、フルマラソンのコースマップと、スタート地点・ゴール地点から近い街なかエリアのマップの2種類を用意し、コースマップには予想通過時刻を入れ、エリアマップには朝早くから利用できる飲食店や大会コースまでの徒歩ルートを紹介。ランナーを応援する人や付き添いの人に役立つ情報を盛り込んだ。このほかにも、大会直前にお薦めの「勝負めし」を紹介するコーナーや、市内で活動するクラブチームの紹介、「いわて盛岡シティマラソン」参加者へのインタビューなど読み応えのあるランナー向けの記事もある。価格もマラソンの距離にちなんで420円(税別)に設定している。

 今回の「いわて盛岡シティマラソン」を応援するだけではなく、2回目の開催に向けて大会を盛り上げたいという思いも込めた。平山さんは「1回目が盛り上がらなければ、2回目の開催は難しい。大会に来た人が『こんな冊子あったよ』と広めて、『じゃあ来年は盛岡の大会に出てみようか』と思ってくれる人が増えてほしいというのも狙いの一つ。走る人も走らない人も一緒に読んで楽しんで」と呼び掛ける。

 冊子はB5版・20ページ。フルカラー。「Holz」のほか、さわや書店本店とフェザン店などで取り扱う。

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