八幡平市の魅力を若手の視点で発信する「はちまんたい 未来へ種まきプロジェクト2015」の地元向けフォーラムが4月14日、八幡平ハイツ(八幡平市)で行われた。
八幡平で事業を展開する若手事業者が有志で集まり発足した同プロジェクト。登壇したのは、八幡平の自然を生かした宿泊施設を営む「ロッジタンデム」の矢部豊さん、豆腐を使用したスイーツなどの食品加工販売を行う「ふうせつ花」の石田逸平さん、「おしゃれに」野菜生産に取り組む農家の田村真理子さん、馬ふん肥料とマッシュルーム生産で循環型ファームを目指す「ジオファーム八幡平」の船橋慶延さん、農業の6次産業化に取り組む「サラダファーム」の田村恵さんの5人。それぞれ、事業例と課題、解決策と今後の取り組みなどを発表した。コーディネーターは岩手県産業創造アドバイザーの大滝克美さんが務めた。
これまでの活動を踏まえ若手ならではの視点で、地域連携を図るためのプラットホーム作りや商品開発、新規観光プログラムの提案など、八幡平の活性化に向けて取り組むことを参加者らに訴えた。
当日は約100人が来場。田村正彦八幡平市長も参加し、登壇した若手事業者たちにエールを送った。
同プロジェクトに参加するサラダファームの事業部長田村恵さんは、「今回は八幡平の魅力を発信できるメンバーがそろった。周りで支えたり一緒に活動してくれたりする方がたくさん集まってくれ、自信と励みになった。まだ種をまく前の段階だが、種をまけるように進めていきたい」と意気込む。