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盛岡で「素敵なまちの映画会」 今回は盛岡を舞台にした鉄道映画を上映

素敵なまちの映画会の紹介ページより

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 名作映画などを上映する「第3回 素敵(すてき)なまちの映画会」が2月11日、盛岡市の関係人口交流拠点「盛岡という星で BASE STATION」(盛岡市菜園1)で開催される。

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 「素敵なまちの映画会」は、盛岡教育事務所管内8市町村の共同出資で設置した協議会が運営する「中央地域視聴覚ライブラリー」が所有する映画フィルムなどを無料で上映するもの。映画の面白さを広め、盛岡の映画文化の活性化や映画段の拡大につなげようと、新型コロナ禍で開催を見送った2020年と2021年を除き、10年以上続けている。

 2024年度からは「盛岡という星で BASE STATION」に会場を移して、全3回を開催。上映会の運営と作品の選定などを行う「盛岡という星で BASE STATION運営協議会」では、上映会の時期に合わせた作品の選定を心がけているという。昨年10月に開催した上映会では、市内で行われるクラフトイベント「北のクラフトフェア」に合わせ、南部鉄器など工芸品にまつわる作品を上映した。2024年度の上映作品は全てフィルム映画で、上映会では映写機を使う様子を珍しそうに観察する親子連れの姿が見られ、映写機が動く「カラカラ」という音が良いという感想も寄せられている。

 今回は盛岡を舞台にした鉄道映画「大いなる旅路」を上映。国鉄の機関士の生涯をたどる物語で、故三國連太郎さんが主演を務める。雪が降る時期に合わせ、雪の中を機関車が走るシーンがある同作を選んだ。劇中の鉄道事故は山田線で発生した機関車転覆事故がモデルとなっていて、山田線浅岸駅で蒸気機関車を実際に脱線転覆させて撮影したという。同作のほか、岩手のニュース映像をつないだ「県政映画ニュース 昭和37年」も上映する。

 「盛岡という星で BASE STATION運営協議会」の廣内菜帆さんは「盛岡が舞台で、往年の名優が出演する作品。映画ファンだけではなく、国鉄に関わっていた人や鉄道好きの皆さんにも見てもらいたい。昭和時代の盛岡の景色も懐かしんでもらえれば」と話す。

 開催時間は13時30分~15時10分。定員は40人。参加申し込みはウェブフォームで受け付ける。

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