都南地区防犯協会連合会などによる、「2024年度年末年始地域安全運動出発式」と「光のページェント安心の街灯(あか)り2024」の点灯式が12月17日、JR岩手飯岡駅東口前(盛岡市永井)で行われた。
岩手県警などが12月15日~来年1月3日に行う犯罪防止などを呼びかける特別警戒活動に合わせ、都南地区防犯協会連合会と同地区企業等安全連絡会では年末年始地域安全運動を実施。その一環として、岩手飯岡駅前にイルミネーションを点灯する「光のページェント安全の街灯り」を2004(平成16)年に始め、岩手飯岡駅の工事中は都南総合支所の入り口で点灯し、2022年から再び同駅で行っている。駅舎の壁面や自転車置き場をイルミネーションで明るく照らし、地域の安全につなげる。
式典には、都南地区防犯協会連合会と同地区企業等地域安全連絡会、市防犯隊都南地区隊、盛岡東警察署、シニアポリス盛南隊が参加。都南地区防犯協会連合会の田村徳治副会長が、兼平孝信会長からのメッセージを代読し「安全の街灯りが目に留まることで防犯の一助になれば。安心安全に暮らせる街づくりのために皆さんの活動に期待したい」と伝えた。
都南地区企業等地域安全連絡会の高橋善躬(よしみ)会長は「全国では特殊詐欺や強盗など物騒な事件が報道されている。盛岡でも注意が必要。言葉の呼びかけだけではなく、安全につながる行動で示して」と、盛岡東警察署見前幹部交番の内田憲所長は「都南地区での大きな事件や事故はなく、皆さんの日頃の防犯活動の成果だと感じている。一方、全国では闇バイトが話題になり、管内では特殊詐欺に関する通報も増えている。穏やかな光のような安心安全な年末年始になるよう、皆さんで一丸となってパトロールなどに取り組もう」と激励した。
イルミネーションの点灯後、参加者らはパトカー、交通指導車、青色回転灯装備車両などに乗り込み、「事故に気を付けて、お願いします」と田村副会長に見送られ、各地区へ防犯パトロールに出発。犯罪や事故の防止について注意を呼びかけた。