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「ギャラリーおでって」が市民企画募集 芸術を通じてにぎわいと交流つくって

「ギャラリーおでって」前に掲示されたポスター

「ギャラリーおでって」前に掲示されたポスター

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 盛岡市観光文化交流センター「プラザおでって」(盛岡市中ノ橋通1)が現在、施設内の「ギャラリーおでって」での市民公開企画を募集している。

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 同施設では開館当初から施設内のホールやギャラリーなどを活用する市民企画の公募採択事業を行ってきた。施設を運営する盛岡観光コンベンション協会の成瀬優美さんは「観光文化交流センターという名前の通り、観光の情報発信に加えて、芸術文化の振興や訪れた人同士の交流、街のにぎわいづくりにも貢献したいという思いで市民企画の公募事業が続いている。市民と市民、市民と観光客がつながり合うきっかけになればうれしい」と話す。

 今回は2階のギャラリーに限定して市民企画を募集。盛岡市内に活動の拠点を置く団体および個人による絵画や版画、写真、彫刻、陶芸、染色、インスタレーションなど芸術文化に関する公開企画が対象となる。個人の場合は企画趣旨に賛同し共同で運営に携わる市民1人以上の連名での応募を条件とする。

 企画は未発表作品の展示などを含めた内容で、テーマ性のある展覧手法であり、「プラザおでって」のにぎわい創出に貢献できるものとする。応募者が運営主体となり、運営に必要な人員や展示のための物品の手配を行う。集まった企画は同施設で審査を行い、採否を決定。採択事業については会場使用料の減免や設備備品の貸し出し、施設内での広報協力などを支援する。

 企画の実施時期は12月16日~来年3月31日の期間中、会場の確保が可能な日とし、採択決定後に応募者と協議する。ギャラリーの利用が多い春や秋に比べて、1月や2月は比較的空きが多いという。

 「使用料の減免などの支援もあるので、若い世代でグループ展などを行いたい皆さんにも公募事業を活用してもらいたい」と成瀬さん。「ギャラリーで展示などを行っていると観光客の皆さんがふらっと立ち寄ることもあり、市民との交流を楽しんでいる様子も見られる。芸術を通じたにぎわいが生まれてほしい」と話す。

 応募は申込書の郵送と持参で受け付ける。申込書はウェブサイトのほか、プラザおでって2階「観光文化情報プラザ」と4階「事務室」で配布している。締め切りは10月31日必着。審査は先着順で行い、採択企画が多数となり会場日程に空きがなくなった場合は早期に募集を打ち切る。

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