特産「山ぶどう」のパンがコンビニで全国発売-盛岡の高校生が共同開発

4月15日から3週間限定で発売になった「山ぶどうパン」のシリーズ3品。左上が「う米パン」(写真提供:サークルKサンクス)

4月15日から3週間限定で発売になった「山ぶどうパン」のシリーズ3品。左上が「う米パン」(写真提供:サークルKサンクス)

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 サークルKサンクス(東京都中央区)は4月15日より、岩手県の特産品である山ぶどうを原料にした菓子パンを全国約6,000店のサークルKとサンクスの各店で販売する。

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 新たに商品化されるのは「う米(まい)パン」「ふんわり山ぶどうケーキ」「山ぶどうロール」の3種類。中でも「う米パン」は同社が盛岡農業高校(滝沢村)の食品科学科「パン研究班」の生徒たちと共同開発したもので、生地に米粉を20%混ぜたパンに山ぶどうジャムと葛巻高原牧場(葛巻町)の牛乳を使用したホイップクリームを挟んだもの。全国チェーンのコンビニエンスストアが、岩手県の特産品を活用しながら地元の高校生と商品開発をしたことで、試作段階から新聞・テレビなどの地元メディアでも話題になっていた。ほかの2品もジャムや果汁を練り込むことで、酸味のある山ぶどうの風味を生かした。

 パンに使用される原料の山ぶどうは、昨年秋に岩手県内で収穫されたもの。通常のぶどうよりも小ぶりだが、鉄分やポリフェノールなどが豊富に含まれていることから、地元岩手県では滋養強壮に良いとして、ジュースなどの加工飲料が広く飲まれている。岩手県は全国の山ぶどうの約6割を生産する。

 今回発売する商品シリーズには、岩手県産商品のPRキャラクター「わっちゃんとまるかっぱ」も登場。座敷わらしとカッパをモチーフにしたキャラクターは、盛岡情報ビジネス専門学校(盛岡市中央通)デザイン科の浦波弥生さんが制作した。今後、同社が岩手県で販売する県産の関連商品のPRキャラクターとして使用する予定。

 パンの価格は3種類とも126円。いずれも3週間の限定販売。

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