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盛岡の旧家で恒例「ひな祭り」-明治の大火を逃れた貴重なひな人形も展示

江戸時代のひな人形

江戸時代のひな人形

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 盛岡市の保存建造物「南昌荘」で現在、「南昌荘のひなまつり」が行われている。開催は今回で12回目。

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 江戸時代から明治、大正まで、旧家に伝わる伝統的なひな人形のほか、まゆ玉や押し絵、米粒使ったものなど地域の主婦などが手作りしたひな人形を含め約40種類を展示する。

 ひな人形は、盛岡市内のほか、花巻市、遠くは秋田県からも提供され、中には1884(明治17)年の河南地区の大火で焼け残り震災を乗り越えたお内裏さまの人形もあるという。

 広報担当者は「小さい子ども連れの家族や昔を懐かしむ女性が多く訪れている。中には外国人の来館者もいて、細工の細かさに感動しているようだ」と話す。

 3日には琴、4日にはしの笛の演奏会も予定する。時間はいずれも11時~、13時~。

 観覧時間は10時~16時。入館料は、大人=200円、小中学生=100円。罹災(りさい)証明書を持参する場合は無料。3月4日まで。

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