行政マンが「似顔絵名刺」で岩手をPR-県主導「マンガプロジェクト」着々

県職員の似顔絵。特徴をとらえた作品はもちろん「一点もの」。

県職員の似顔絵。特徴をとらえた作品はもちろん「一点もの」。

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 岩手県庁の職員の間で自分の似顔絵を使った名刺を利用する動きが広がっている。

 名刺用に似顔絵を描くのは雫石町在住の漫画家、そのだつくしさんで、現在144人分を描き上げたところ。作画料金は職員自らが負担し、名刺に印刷して、堅くなりがちな役人仕事の会話の中で、ちょっとした話題作りに利用している。そのださんの描く似顔絵は、一昨年雫石町にも採用されており、今回はその動きが広がったかたちだ。

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 これは県が地域の魅力を伝える「ソフトパワーいわて構想」の一環で進める「いわてマンガプロジェクト」の中で持ち上がった企画。マンガプロジェクトは昨年夏に県内53人の漫画家の作品を集めた「マンガ百花繚乱展」(石神の丘美術館、萬鉄五郎記念美術館)の開催をきっかけに、漫画を通じて岩手の文化や暮らし、景観を伝えようと始まった。同年9月には、漫画好きの職員が集まり同プロジェクトチームを発足し、アイデアを募ったところ47の企画が集まったという。
 昨年末は一関在住の漫画家、飛鳥あるとさんの作品を「県指定」年賀状のデザインに採用したほか、今年はさらに踏み込んで岩手を題材にした漫画の書き下ろし企画も進んでいるという。

 担当する総合政策部担当者は「これからは岩手全体が漫画を核としたソフトパワー戦略を展開し、積極的な情報発信に取り組んでいく」としている。