桜山神社が借景の喫茶店「NOTE」-元タウン誌営業マンが独立開業

調度品はオーナー自らが選んで購入したという、シンプルな店内

調度品はオーナー自らが選んで購入したという、シンプルな店内

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 盛岡の中心市街地「桜山界隈」にある喫茶店「NOTE(のうと)」(盛岡市内丸5、TEL 019-613-2085)が、開店から2カ月を迎えた。

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 東大通に面した2階から見る桜山神社を借景にした同店は、オーナーの熊谷聖(さとし)さんが、「好きな音楽を聴いていたい」と5月27日に開店。「意識はしてない」(熊谷さん)としながらも、おしゃれな空間の同店は女性客や地元カメラマンなどが通う店として知られる。店内に流れる音楽は「ジャンルを問わず」、ジャズや映画音楽などのイージーリスニング系だ。

 開店のきっかけは、以前地元タウン誌の営業をしていた時に感じた「漠然とした将来への不安」だという。「先の見えない社会なら、今のうちに自分の居場所を作っておこう」と、飲食店の経験なしに開業した。

 「(開店後の)2カ月は夢のように過ぎた」と熊谷さん。「もともと人と話すのが得意ではなかったはずだが、人と話しをするのこんなに楽しいと感じたことはなかった」と振り返る。「いいお客さんに恵まれた」とも。

 「人気メニュー」(同)は、チキンカレー、ハヤシライス、「毎日ではないが、その日の気分や材料で内容が変わる」という気まぐれ丼(各700円)。ランチタイムは、食事にコーヒーとジャスミン茶が無料で付く。

 「お客さんに怒られたことはないから、そこそこ大丈夫」というチーズケーキ(300円)も自らの手作りによるもの。ドリンクはコーヒー(380円)、紅茶(400円)、アイスコーヒー(400円)など。夜はビール(600円~)やワイン(500円~)、おつまみ(500円~)も用意する。

 3卓12席(うちカウンター4席)。営業時間は12時~21時(ランチは15時まで)。

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