矢巾町のショッピングモール・アルコ(矢巾町南矢幅7)で6月20日、「第3回・ちゃぶ台返し世界大会」が行われた。主催は「やはば百笑楽部」。
この日は不況を背景に昨年を上回る25組がエントリー。大声でメッセージを叫びながら、思い切りちゃぶ台をひっくり返すたびに、回りを取り囲んだ見物客は大喜び。中には、「お小遣い上げろ」「医療問題をなんとかしろ」など、世相を感じさせるコメントも飛び出した。
世界大会を自認する「競技」では昨年同様、公式ちゃぶ台(縦30×横40×高さ22センチ)に乗せたおもちゃのウインナーを飛ばした距離とスローイングフォームを評価する「芸術点」、そして叫ぶメッセージや衣装からなる「パフォーマンス点」の総合ポイント制で行われた。
今回は県外からの参加者が多く、遠くは兵庫県、大阪府、愛知県から訪れた人も。仮装によるパフォーマンスや、カップルで参加した男女による「公開プロポーズ」というめでたいハプニングも見られた。
男子の部で優勝したのは浅香勝利さん(埼玉県)で、距離は9メートル20センチ(新記録)。以下、2位=菅原忠夫さん(矢巾町)、3位=椋田亮太さん(愛知県)。女子の部が優勝=大波千代さん(宮城県、7メートル37センチ)、2位=渡部恵さん(宮城県)、千葉典子さん(愛知県)。
男子の部で優勝した浅香さんは「2日間仕事を休んで(埼玉から)来た甲斐があった」と話している。