
盛岡駅ビル「フェザン」(盛岡市盛岡駅前通)で2月22日~24日、館内周遊型の謎解きイベント「マメリとプラルの謎tokiクエスト~フェザンのひみつを見つけ出せ!~」が開催される。
同イベントは、フェザンを運営する「盛岡ターミナルビル」が岩手・秋田・青森の北東北3県の地域資源の活用や魅力発信を目的に展開する「Northland Around プログラム」の第1弾として企画。今回は盛岡市在住のメンバーでボードゲームや謎解きイベントを制作している「hacotoki」、青森生まれ秋田育ちで盛岡在住のデザイナー「interagire」、青森県弘前市在住のイラストレーター「Takayuki kudo」のクリエーター3者と連携して企画した館内を周遊する謎解きイベントを用意する。
同施設での謎解きイベントの開催は初めて。当初は施設1階にある広場「フェザンパティオ」を活用したイベントを検討していたが、「フェザンの入り組んだ構造が迷路やダンジョンのようで、謎解きイベントに向いているのではないか」というアイデアが飛び出したという。
「クリエーターの皆さんからダンジョンみたいと言われたとき、なるほどと思った」と盛岡ターミナルビルの岩舘優希さん。「この建物は中2階があって階段も多く、複雑で不便という声も小さくない。このネガティブ面をポジティブに受け取って活用しようと考えてくもらえたことがうれしい。謎解きイベント自体も初めてでドキドキしている」と話す。
同施設が来年45周年を迎えることから、回答すると館内の歴史や豆知識が分かる謎を制作。地球から遠く離れた宇宙の片隅にある「カタスミ銀河」から調査にやって来た宇宙人で、まめな性格の「マメリ」と地球のファッションや食べ物が好きな「プラル」の2人が、フェザンにも調査にやって来る設定。参加者には2人の調査を手伝う設定で、館内を巡り謎を解いてもらう。
マメリとプラルが話す言葉はデジタルデバイスを使って翻訳するという設定で、参加者は謎解きに必要な冊子「謎ブック」で謎を確認し、メッセージアプリ「LINE」を使ってマメリに謎の答えを伝えたり、ヒントを聞いたりして調査を進めていく。館内にある物や店が手がかりになっているため、全ての謎を解くために館内を地下1階から3階まで周遊してもらうことになる。
岩舘さんは「フェザンだからこそできる謎解きになっているので、皆さんが持っているフェザンでの体験や思い出を振り返りながら歩いてもらいたい。館内での買い物や食事を楽しみたくなる仕掛けもあるので、マメリとプラルと一緒にフェザンを隅々まで調査してほしい」と呼びかける。
参加無料。謎ブックの配布と参加受け付け・ゴールは2階インフォメーション付近に設置する特設カウンターで行う。カウンターの開設時間は10時~18時。