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紺屋町番屋で「欧州アンチック市」 地域の伝統にちなんで、冬にも楽しみを

陶器の指ぬきやキーホルダー、ウェッジウッドの食器などが並ぶ一角

陶器の指ぬきやキーホルダー、ウェッジウッドの食器などが並ぶ一角

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 盛岡市の景観重要建造物「紺屋町番屋」で現在、アンティーク雑貨を展示・販売する「欧州アンチック市」が開かれている。

鮮やかな色彩のファットラヴァの花瓶も

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 紺屋町では、アンティーク雑貨や古本、古着などを販売する骨董(こっとう)市「奥州懐道(かいどう)アンチック市」が開かれている。30年以上の歴史があり県内外から訪れるファンも多いイベントだが、会場が屋外のため開催期間は4月~11月とし、雪が降り寒さが厳しい冬季は休止している。

 改装工事などを経て昨年3月にリニューアルオープンした「紺屋町番屋」。施設を運営する「ほっぷすてっぷ」の代表社員・岩渕公二さんも「アンチック市は素晴らしい地域の文化」と開催を楽しみにしている一方、この休止期間を「もったいないな」と感じていたという。

 「番屋の和と洋が組み合わさった建物の雰囲気を生かして、何かできることはないかと考えていた」と岩渕さん。施設の物販コーナーを使ったアンチック市を考案し、昨年夏から準備を進めてきた。

 今回はドイツやフランスの「蚤(のみ)の市」でスタッフが見つけたアンティーク雑貨を展示販売。食器や花瓶、陶器の指ぬき、フレンチキーホルダー、ピンバッチ、オーナメントなどが並ぶ。イベント名はヨーロッパを「欧州」と呼ぶことから、「奥州懐道アンチック市」になぞらえて、「欧州アンチック市」とした。

 岩渕さんは「ヨーロッパの蚤の市だからこそ手に入るアンティークの品々を盛岡で見ることができるというのも面白いと思う。日本のものにはないデザインや色彩にも注目してもらいたい。中には珍しい物や一点物もあるので、わくわくする気持ちを持って冬の楽しいひとときを過ごしてもらいたい」と呼びかける。

 営業時間は10時~17時。月曜定休。2月26日まで。

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