「盛岡の食と農」を魅力発信し盛岡産食材の価値を高める盛岡市のプロジェクト「美食王国もりおか」が現在、「#盛岡りんご Instagramフォトコンテスト」を開催している。
「盛岡りんご」は市内で育ち、収穫されるリンゴのこと。8月下旬から出回る早生種から、3月ごろまで出回る晩生種までさまざまな品種があり、秋から冬にかけて長期間楽しむことができる。産直やスーパーなどで手に入りやすいことから、市が誇る特産品を気軽に市民が親しむきっかけをつくろうと、収穫期に合わせて、インスタグラムを活用したフォトコンテストを企画した。
コンテストのテーマは「盛岡りんごのある日常」。風景や人物、料理など盛岡りんごにまつわる写真を幅広く募集する。産直やスーパーなどで購入するだけではなく、市内のリンゴ栽培が盛んな地域や、収穫体験ができる観光農園へも足を運んでもらいたいという生産者の声を受け、投稿例の一つに風景を加えた。
審査対象となるのは公開アカウントによるフィード投稿のみで、ストーリーやリール投稿、非公開アカウントは対象外とする。応募方法は美食王国もりおか公式インスタグラムアカウントをフォローし、入賞時に市農政課が発行するフリーペーパー「もりおか食の輪」への掲載に同意した上でハッシュタグ「#盛岡りんご」を付けて投稿する。
審査は募集期間中2回ある。10月31日までの投稿分は「もりおか食の輪 秋号タイアップ~農家さんが選ぶ 写真大賞~」として、朝島観光りんご園、りんご工房きただ、松本りんご園が審査員として、6つの入賞作品を選ぶ。12月15日までの全ての投稿分は、フォトコンテスト事務局が審査員を務め、大賞1作品、風景部門賞2作品、料理部門2作品、人物部門2作品を選ぶ。
期間中は美食王国もりおか公式インスタグラムアカウントで盛岡りんごの生産者や販売の情報を更新する予定。市農政課の菊地知樹さんは「盛岡市は街から少し離れると、リンゴ畑が広がっている。これから旬を迎える盛岡りんごの季節を楽しみながら、多くの人に参加してもらいたい」と呼びかける。