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滝沢の特産フルーツを使ったかき氷が人気 素材生かし、工夫凝らす

滝沢スイカをふんだんに使ったかき氷。お好みで岩塩をかけると違った味わいに

滝沢スイカをふんだんに使ったかき氷。お好みで岩塩をかけると違った味わいに

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 滝沢市内の2店舗で現在、市の特産品の「滝沢スイカ」と、滝沢産リンゴ「はるか」を使ったかき氷を提供している。

滝沢産リンゴ「はるか」のジュースの氷を削ったかき氷

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 「滝沢スイカのかき氷」(レギュラーサイズ=900円、8分の5サイズ=600円)を販売しているのは、パンテック岩手滝沢店。同店は今年からかき氷の提供を始め、夏イチゴやキウイ、ティラミスなどのフレーバーのほか、地元産の食材を使うことができないかと考えていた。「滝沢と言えば、やはりスイカ」と店長の羽上紗由さん。市からスイカ生産者の紹介を受け、滝沢スイカを使ったかき氷を開発した。

 かき氷には滝沢スイカのソースと練乳をかけ、スイカの果肉もトッピング。水分や種が多いスイカをソースにするのは苦労したという。本物のスイカを食べた時と同じ味に近づけ、果肉感を残したソースに仕上げた。好みで岩塩を振りかけて味の変化を楽しむこともできる。羽上さんは「食べた時の『スイカ感』にこだわった。滝沢スイカの甘み、うまみを味わってほしい。スイカは時期が限られているフルーツなので、この季節に食べてもらいたい」と呼びかける。

 滝沢産リンゴ「はるか」を使ったかき氷(750円)は、「スイーツ工房ら・てーる」で販売。同店では毎年かき氷を提供し、滝沢産の食材も使っていたが、旬の時期が決まっているため販売期間が短くなってしまうこともあったという。そこで少しでも長く楽しんでもらおうと、加工品なども活用できるリンゴを素材にし、同市ならではの品種として「はるか」を選んだ。

 かき氷は、はるかのジュースを凍らせて作ったリンゴ味の氷を使用。はるかは甘みが強いのが特長だが、かき氷としては味が濃くなりすぎるため、先に普通の氷を削り、その上にリンゴの氷を削ることで、飽きのこない甘酸っぱい味に仕上げた。ふわっとした食感にするため氷を温度管理し、器に大盛りになったボリューム感に驚く人も多いという。

 トッピングには純生クリームと、リンゴの色をイメージしたイチゴ味のチョコレートをのせた。社長の佐藤一成さんは「生クリームは洋菓子店ならではのトッピング。暑い日にも甘すぎず、さっぱりした食べやすいかき氷になっている。『はるか』を氷にして食べてみるのも、生で食べる時と違った風味でおすすめ」と呼びかける。

 パンテック岩手滝沢店の営業時間は8時30分~17時、月曜定休。スイーツ工房ら・てーるの営業時間は9時30分~19時。滝沢スイカのかき氷は9月上旬まで、滝沢産リンゴ「はるか」のかき氷は10月ごろまでの提供を予定する。

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