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盛岡のリンゴを使ったエナジードリンク 「さんさのエナジー」コンセプトに

果汁の分量の違いを3人のキャラクターで表現。左から、ケンタ・シンジ・かすみ

果汁の分量の違いを3人のキャラクターで表現。左から、ケンタ・シンジ・かすみ

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 盛岡市産の規格外リンゴを使ったエナジードリンク「さんさスパーク」が7月3日、発売された。

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 同商品を企画したのは、「さんさ踊り」をモチーフにしたアクセサリーの販売などを手がける「ノイ・バンデ」の級木(まだのき)美子さん。エナジードリンクの着想は、子どもたちがエナジードリンクを飲みたがる姿から思い付いたという。級木さんは「子どもたちは大人と同じものを欲しがることがある。子どもビールのように、子ども用のエナジードリンクがあれば『これを飲んでね』と言えるのに、と考えていた」と話す。

 リンゴを使うアイデアは、台風の影響で木から落ちてしまったリンゴが廃棄される様子を見たことだった。加えて、「さんさ踊り」好きの級木さんが「さんさ踊りに関連した土産品がもっとあったらいいのに」と考えていたところ、徳島県の阿波踊り専用エナジードリンク「アワライズ」の存在を知り、「エナジードリンクと盛岡のリンゴとさんさ踊りの3つを合わせて商品化できるのでは」と思い、「さんさスパーク」の企画を立ち上げた。

 「さんさ踊り」にちなんで、商品は数字の3にこだわった。内容量は1本330ミリリットル、価格は330円。リンゴ果汁の分量も33%、13%、3%の3種類で開発し、33%はリンゴ果汁と炭酸水のみですっきりとした味わい、13%は砂糖を加えほんのり甘い味に仕上げ、3%にはビタミン類を加えた。3種類の違いは3きょうだいのキャラクターで表現。果汁33%は長女のかすみでさんさ踊りの笛を担当、13%の長男シンジは太鼓、3%は末っ子のケンタで無邪気に踊る様子がラベルに描かれている。キャラクターついて「分かりやすいことと、商品を選ぶ時に推しの名前を呼んでもらえるように」と級木さん。

 クラウドファンディングで支援を募り、163人の支援者から58万9,000円の資金が集まった。反響は予想を上回り、リンゴ農家や県外の人からも支援が届いた。商品は3が付く日に合わせ7月3日に盛岡市内各所で発売した。

 級木さんは「今年は3年ぶりにさんさ踊りが開催される予定。さんさスパークには『みんなで一緒にはじけたい。さんさのエナジーを盛り上げていきたい』という思いを込めた。サンサスパークで踊る前に元気をチャージし、踊った後にはさっぱりした気分になってもらいたい」と呼びかける。
 現在の販売場所は盛岡駅ビルフェザン内の「5858 -koyakoya- by MAGARIYA」、肴町の「Bonジュール」、本宮の「YUI FITNESS」。販売場所が増えた場合はSNSやホームページで随時紹介する。

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