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盛岡で「大菩薩マーケット」再び 現実でつながる楽しさ分かち合う場に

「第11回大菩薩マーケット」のフライヤーイラスト。イベントの中心人物たちを動物化した

「第11回大菩薩マーケット」のフライヤーイラスト。イベントの中心人物たちを動物化した

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 「大菩薩(だいぼさつ)マーケットvol.11」が2月23日、専立寺(せんりゅうじ、盛岡市名須川町)で開催される。

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 「大菩薩マーケット」は寺の本堂を使って行うマーケットイベント。古着店や雑貨店、飲食店などが出店し、ライブなども行っていた。イベント主催者で古着店「TAO-used clothing」代表のタオさんが、会場となる専立寺の日野岳史乗さんへ「一緒にイベントができないか」と声を掛けたことをきっかけに始まり、2016(平成28)年3月から2019年8月までに10回開催。タオさんが掲げた「10回で終了」というルールの下、一度は終了していた。

 「10回目を最後とした時は『なぜ?』という声もあった。10回で絶対に終わりするというわけではなく、当時もまた戻ってくるかもという気持ちがあった」と日野岳さん。タオさんから「また大菩薩マーケットをやろう」という提案があり、イベントの中心人物として関わっていたメンバーも賛同した。

 日野岳さんは「再開することに対して大きな意味やきっかけはなくて、そろそろまたやってみようか、という感覚。コロナ禍でイベントが減る現状に対する思いもあるが、気負っているわけではない。ただ今後継続するかはまだわからない。10回目から2年半も期間が空いているので、もう一度ゼロからの始めようという気持ち」と話す。

 今回は古着店や雑貨店、書店、飲食店など19店が参加するほか、BMXや体操といった催し物も予定。これまでより出店数は減らしているが、初めての出店者もいる。出店者へはそれぞれが感染症対策を行うよう呼び掛けたほか、「出店してもいいし、不安があれば無理に出なくてもよい」と伝えた。来場者にも同様に「来てもいいし、来なくてもいい」と呼び掛けている。主催者側からの「不安を抱えたまま参加しても楽しくない」というメッセージを込める。

 「やる前から中止と諦めるより、やってみて考える。もちろん出店者と来場者の安心につながることはできる範囲でやる。参加者自身が楽しむためのルールを作っていくのがいい」と日野岳さん。「オンラインもいいけどオフラインとのバランスを取って共存していけば、みんながちょうどいい場所を見つけて楽しめる。現実で人と会うことって楽しいんだよなという感覚を取り戻してもらえれば」と話す。

 開催時間は10時~17時。車での来場時は周辺のコインパーキングの利用を呼び掛ける。

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