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盛経・年間PVランキング1位は「Uber Eats」 食と街の動きに注目集まる1年

今年6月からサービスが始まっている「Uber Eats」。街なかで配達パートナーを見掛けることも増えた

今年6月からサービスが始まっている「Uber Eats」。街なかで配達パートナーを見掛けることも増えた

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 盛岡経済新聞の2021年PV(ページビュー)ランキング1位に輝いたのは、フードデリバリーサービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」のサービス開始を伝える記事だった。

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 ランキングは今年1月1日から12月17日までに配信した234本のヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。

1. 「Uber Eats」岩手初上陸、盛岡でサービス開始 レストランパートナー50店以上(5/28)

2. 盛岡に花火で活気を、高松の池で「花火大会」再び 「盛岡どんぱ」9月開催へ(8/5)

3. 滝沢に生ギョーザ専門店 テークアウトに特化、こだわりの味を家庭で(6/3)

4. 「いわて旅応援プロジェクト」スタートへ 県民対象に宿泊・日帰り旅行を割引(4/22)

5. 岩手県交通「地域連携ICカード」発行開始 利便性高く、独自のポイントも(3/30)

6. 滝沢市総合公園の「バラ園」見頃に 3000本、華やかに香る(6/18)

7. 月ヶ丘に「とんかつ&コーヒースタンドSUEKI」 兄弟で生活に寄り添う店目指す(12/9)

8. もりおか港・新山河岸が開港へ 北上川に舟運文化再び(6/4)

9. 矢巾町に高速無線インターネット通信網「やはばWi-Fi」 住民の利便性向上(6/15)

10. 「キットカット ショコラトリー」が岩手初出店 バレンタインに合わせて(2/9)

 スマートフォンアプリを通じて利用者が料理を注文し、配達パートナーが届ける「Uber Eats」は6月3日に盛岡でのサービスを開始。昨年から地方都市での展開を進め、岩手への上陸を望む声も多かったという。今年の上半期PVランキング1位の記事が、年間PVランキングでも1位を獲得。トップ10入りを逃した記事の中でも、デリバリー・テークアウトサービスに関するものが多くのPV数を集めたことからも、人気の高さがうかがえる。

 新たなイベントやサービスの導入といった街の動きにも注目が集まった。2位は、盛岡市内・岩手県内の有志らが立ち上げた新しい花火大会「盛岡どんぱ」の記事。「子どもの頃に高松の池で見た花火をもう一度打ち上げたい」という発起人の思いから、新型コロナウイルス感染症の対策をしながら開催を目指していたが、県内で感染者が急増したため中止となった。開催予定日の前日9月24日に「サプライズ花火」として約2000発の花火を高松公園で打ち上げた。

 5位と9位には、盛岡と近隣地域で始まった新たなサービスに関する話題がランクイン。岩手県交通では路線バス内などで使用している「磁気式バスカード」のシステムの老朽化を受け、IC乗車券の導入を進めている。同社が発行する地域連携ICカード「Iwate Green Pass(イワテグリーンパス)」についての記事が5位に入った。

 3位と7位はどちらもコロナ禍の背景を生かしたテークアウト専門店のオープンを伝える記事がランクインした。3位の「生餃子(ギョーザ)専門店ぽんぽこ」は5月に、7位の「とんかつ&コーヒースタンドSUEKI(すえき)」は11月30日にオープンしたばかり。同店は豚カツ店で修業した兄と、喫茶店などで経験を積んだ弟が開いた店で、12月9日に配信した記事が一気に順位を上げた。食の話題に関する記事が多くランクインする盛経PVランキングらしい結果となった。

 県内・市内での新型コロナウイルス新規感染者ゼロが続き、少しずつ活気が戻りつつある盛岡の街。2021年は明るく前向きな話題も多かった。2022年がより明るい1年になることを期待しながら、「街の記録係」として盛岡と近隣地域のニュースや地元の皆さんの姿を伝えていきたい。

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