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盛岡に花火で活気を、高松の池で「花火大会」再び 「盛岡どんぱ」9月開催へ

花火が「どん」と音を立てて上がり、「ぱ」と夜空に光る様子を表現したイベント名とロゴマーク

花火が「どん」と音を立てて上がり、「ぱ」と夜空に光る様子を表現したイベント名とロゴマーク

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 約1万発を打ち上げる花火大会「盛岡どんぱ」が9月25日、盛岡市高松公園(盛岡市高松)で開催される。

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 イベントを運営するのは市内・県内の社会人や大学生、企業、団体ら有志による実行委員会。イベントの構想自体は3年前からあり、「子どもの頃に高松の池で見た花火をもう一度打ち上げたい」という発起人の思いに賛同した協力者が集まり、昨年6月にプロジェクトが本格始動した。

 会場となる高松公園で花火が打ち上げられていたのは20年以上前のこと。公園で毎年8月に行われていた盆踊り大会に合わせて花火が打ち上げられていた。実行委員長を務める佐藤林太郎さんは「昔の花火大会について自分もあまり記憶がなく、若いメンバーの中でも『高松の池でどこから打ち上げるの』と不思議そうな反応が多い。その一方で、花火大会に思い出がある人もたくさんいて、そういった人の思いに動かされて始まった」と話す。

 現在の高松公園は花火を含めた火気の使用は禁止。そこで、こういった規制を一部緩和できる盛岡市の「公園活性化プラン」の採択を受けて企画を進めている。打ち上げは秋田県大仙市の「大曲の花火」にも参加する花火師に依頼。池の周辺から最大1万発を予定している。

 メインは花火大会だが「一日中楽しめるイベント」を掲げ、「昼の部」として特設会場で音楽やアート、飲食が楽しめるイベントを実施。ダンスパフォーマンスやストリートライブ、来場者も参加できる体験型アートのほか、サプライズの企画も用意している。飲食ブースには30店の出店を予定。

 現在、当日の会場運営に関わるボランティアスタッフを募集中。今後はクラウドファンディングの実施も計画している。

 佐藤さんは「盛岡市民が盛岡市民のために作り上げようという気持ちで、準備を進めている。『どんぱ』は、花火が『どん』と上がって『ぱ』と開く様子を表した。一日中楽しんで、感動できるイベントにしたい。皆さんと一緒に花火を見る日を楽しみにしている」と呼び掛ける。

 会場への入場にはチケットが必要。入場券は4人定員のシート付きで前売り=4,500円、当日=5,000円。駐車場付きのチケットは前売りのみで6,000円~(駐車場の位置で金額が異なる)。チケットサイト「イープラス」で販売する。

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