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盛岡町家を会場に「みんなで紡ぐ」展示会開催 地域の魅力をひとつなぎに

小説「雲を紡ぐ」のセリフを飾る入り口。「よく帰ってきた」のフレーズが温かく迎える

小説「雲を紡ぐ」のセリフを飾る入り口。「よく帰ってきた」のフレーズが温かく迎える

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 盛岡町家三喜亭(盛岡市鉈屋町)で現在、「盛岡町家でみんなと紡ぐ展示会」が開かれている。

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 盛岡を舞台にした小説「雲を紡ぐ」をテーマに盛岡の魅力を発信し、作品の映像化を目指す「『雲を紡ぐ』でつながろうプロジェクト」(雲つな)の一環として企画された展示会。同プロジェクトでは「大慈清水御休み処(どころ)」に作中に登場するホームスパンのショールームを再現した拠点ブックカフェを10月に開店。物語の世界観を体験してもらう取り組みを始めた。

 展示会ではプロジェクトのコンセプトの一つでもある「市民がまちを知り、まちとつながり、愛着を持つこと」を生かし、「雲を紡ぐ」「鉈屋町」「ホームスパン」「盛岡市」の魅力を参加者と来場者が一緒に紡ぐとことにこだわる。会場内は「小説の魅力」「鉈屋町界隈(かいわい)の魅力」「ホームスパンの魅力」の3つのテーマに沿って、4つの展示で構成する。

 プロジェクトに協力し展示会の運営を行う「盛岡まち並み塾」事務局の岩見麻梨子さんは「拠点ブックカフェは小説の世界をそのまま感じ取ってもらうことを意識していた。展示会では小説にも登場する盛岡や鉈屋町の普段の姿を知ってもらいたいという思いも込めている」と話す。

 「小説の魅力」を紹介するのは、「雲を紡ぐ」の読者が自身の感想を表現する「『雲を紡ぐ』書評POPコンテスト展」と、盛岡情報ビジネス&デザイン専門学校の学生がオリジナルのブックカバーデザインを展示する「雲を紡ぐブックカバーデザイン展」の2つ。どちらも制作者が小説を読んだ上で、言葉やデザインを通して作品の魅力や感じ取ったイメージを伝える。「POPコンテスト展」の作品には、「雲を紡ぐ」の作者・伊吹有喜さんによるコメントが添えられている。

 「鉈屋町界隈の魅力」を伝える展示は、鉈屋町の季節ごとの風景や行事を撮影した写真を並べる「盛岡市鉈屋町界隈暮らし歳時記パネル展」、「ホームスパンの魅力」についての展示は、盛岡スコーレ高校の在校生・卒業生による「盛岡スコーレ高等学校染織展」が行われている。同校の展示は染めと織りをテーマにホームスパンのほか、ろうけつ染めや模様織りなどの作品が並ぶ。11月27日と28日には「いわてホームスパンユニオン」に所属する作家らによる羊毛製品の展示会「ぬくもりのおすそわけ展」も開かれる。

 併せて会場内では、プロジェクトで開設しているインスタグラムアカウントを紹介し、鉈屋町の住民らへのインタビューをまとめたパネルを展示する。

 岩見さんは「小説のファン、地域の人、そして未来を生きる次の世代が共に参加し、さまざまな展示を通じて盛岡の魅力を一緒に紡いでつなげている。ここで発信している盛岡の魅力は、住んでいる私たち自身が作っているということを感じてもらいたい」と呼び掛ける。

 開館時間は11時~16時。水曜休館。11月28日まで。

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