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盛岡てがみ館で「蔵出し企画展」 絵はがきで懐かしい盛岡の風景紹介

現在の「盛岡城跡公園」内を写した絵はがき。今はない「南部中尉銅像」の姿も

現在の「盛岡城跡公園」内を写した絵はがき。今はない「南部中尉銅像」の姿も

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 盛岡てがみ館(盛岡市中ノ橋通1)が現在、蔵出し企画展「なつかしの盛岡」を開催している。

 明治期・昭和期の絵はがきを展示し、懐かしい盛岡の風景や当時の出来事などを紹介している同展。「盛岡てがみ館」では、コロナ禍の影響を受けて本年度予定していた企画展を全て中止としている。本来の企画展の代わりとして何かできないかと考える中、地元住民に喜んでもらえるもの、同館が収蔵する資料のみでできるものとして、同展のアイデアを思い付いたという。

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 今回は予定していた企画展ではないことから、「蔵出し企画展」として実施。以前、開催した企画展「なつかしの盛岡」で展示した絵はがきのほか、新たに寄贈されたものを交え、昔懐かしい盛岡の様子を紹介する。
★絵葉書を絵はがきに修正した際、出てくる回数が多いと感じたので省けるところは省きました。

 展示は絵はがきの流行について触れる内容からスタート。明治の末から昭和の始めにかけて全国的に流行し、盛岡でも観光名所や建物、街並み、催し、災害などを写した数多くの絵はがきが発行されたという。これらを5つのテーマに分けて展示し、近代化とともに発展していく盛岡の様子や、教育施設、名所、水害の歴史などを振り返る。

 絵はがきは記念品や土産品としての側面もあるが、記録写真として一種の報道資料的な役割も持っていたという。同館の担当学芸員は「この時代の絵はがきは、私たちにとって少し前の写メや、現在のSNSに近い感覚。名所や風景、出来事を自分が見たまま誰かに伝えたいという思いがあったのだと思う。思い出の品や記念として使わずに保存されていたもの、誰かに宛てて送られたもの、さまざまな理由があって残った絵はがきは、過去を知るための貴重な資料となった。面白いのでじっくり見てもらいたい」と話す。

 開館時間は9時~18時(入館は17時30分まで)。入館料は一般=200円、高校生=100円、中学生以下と市内在住の65歳以上は無料。2021年2月8日まで。

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