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盛岡・大通で「お弁当パラダイス」開催へ 飲食店の自慢の味、一堂に

「おいしいお弁当を食べて、店を応援して」と菅原さん

「おいしいお弁当を食べて、店を応援して」と菅原さん

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 盛岡大通商店街協同組合は6月21日、市内・県内の飲食店による弁当販売イベント「お弁当パラダイス」を開催する。

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 新型コロナウイルス感染症の影響により、売り上げが落ち込む飲食店を支援しようと企画した同イベント。商店街の飲食店にはテークアウトサービスを行う店が増えていた一方、利用者からは「店に買いに行きづらい」「何店か集まっている、たくさんの弁当の中から選びたい」という声もあった。そこで、「コミュニケーションギャラリー リリオ」や「MOSSビル前」に特設スペースを設け、弁当販売会を行ってきた。

 特設スペースでの弁当販売は5月31日で終了したが、「もう一度食べたい」「次はいつ販売するのか」という問い合わせが相次いだことからイベントとして開催するアイデアが出てきたという。イベントは商店街で行う「歩行者天国」を会場に実施。「天国」という部分から「パラダイス」というネーミングを思い付き、イベント名を「お弁当パラダイス」に決めた。

 歩行者天国に合わせ頻繁にイベントや出店が行われている時代もあったが、商店街に昼の営業をメインとした物販店が少なくなったことからイベントも減少。一方、夜間の営業をメインとした飲食店が増え、特設スペースへの出店者は夜営業の飲食店が多い。弁当を食べた利用者が実際に店舗を訪れることもあるという。

 盛岡大通商店街協同組合の副理事長で、イベントの実行委員長も務める菅原誠さんは「販売会を行ったことで飲食店とより良い連携が生まれた。商店街自体に活気はある。物販店と飲食店が共に商店街を盛り上げていく力になる。土曜は材木町の『よ市』、日曜は大通へと中心市街地の週末の集客につながれば」と話す。

 初回は大通商店街周辺の飲食店を中心に30店ほどの出店を予定。居酒屋、和食、洋食、カフェなどバラエティーに富んだ出店者が集まり、弁当やテークアウトメニュー、ドリンクなどを提供する。今後も継続予定で、県内飲食店のPRやチャレンジの場になることを目指す。

 「食のプロが作る弁当が単純においしい。それだけで十分に楽しいと思う。ぜひ食べてもらいたい」と菅原さん。「夜も外で食事がしづらい状況が続く。弁当を利用することでお気に入りの店を少しでも支援してもらえれば」と呼び掛ける。

 開催時間は12時~15時。問い合わせは大通商店街事務局(TEL 019-623-7131)まで。

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