盛岡観光コンベンション協会は6月1日、「プラザおでって」1階おでって広場(盛岡市中ノ橋通1)で弁当の販売を行う「おでってテイクアウト・マルシェ」をスタートした。
同協会では、協会賛助会員のうち、飲食・交通・宿泊・物産事業者における新型コロナウイルス感染症に対応した営業状況を取りまとめ、各施設・店舗の営業時間や内容、飲食店のテークアウト実施状況など特設ウェブサイトを開設し発信を続けてきた。
今回は第2弾の取り組みとして、協会が管理する「プラザおでって」のおでって広場にテントを設置し、テークアウトを行っている飲食店事業者などの協力を得て弁当販売を開始。出店については賛助会員だけではなく、施設がある河南地区周辺の飲食店に呼び掛け、場所を無料で貸し出す形となっている。テントの設営や片付けも施設スタッフが行う。
マルシェは平日のみの営業で、日替わり・週替わりで2~4店舗が出店。和食・洋食バリエーション豊富な弁当が並び、近隣で働く人や地域住民、バス利用者など幅広い年齢層の人が立ち寄る。1日にスタートしてから徐々に利用者が増え、3日目には100人以上となったという。
今後は様子を見ながら出店数を増やすことも考えている。協会の担当者は「何かできないだろうかという思いから始まり、少しずつ地域経済を活性化しながら皆さんと一緒ににぎやかさを取り戻していければと思う。出店するのは市内の名店ばかり。今だからこそ弁当でその味が楽しめると思うので、盛岡の食のともしびを絶やさないようにおいしく食べて応援してほしい」と呼び掛ける。
販売時間は11時30分~14時。売り切れ次第終了。6月9日は休館日のため販売も休止する。今月30日まで。