盛岡市は現在、容器包装廃棄物削減に関するキャッチコピーを募集している。
容器包装とは、商品の容器や包装のこと。代表的なものに、レジ袋や食品トレー、包装紙などがある。市では2017(平成29)年2月16日に、ごみの減量と資源再利用の促進のため、市・小売業者・市民団体の3者が共同してごみとして廃棄される容器包装廃棄物の削減を進めるための協定を締結。3者間で協議をしながら、マイバッグ持参の呼び掛けや簡易包装の実施など市全域で取り組みを推進している。
今回募集するキャッチコピーは、容器包装の発生抑制と容器包装廃棄物の資源化に向けた取り組みを市民に広く周知するため、ポスターやチラシ、容器包装廃棄物現象強化月間の名称などに使う。前回は2017(平成29)年に募集し、「マイバッグ くらしに寄り添う リサイクル」が採用されている。
応募資格は盛岡市内に住所もしくは通勤先を有する人や、市内の学校に在学中の人とし、作品数は1人につき1点のみ。集まった作品は協定締結者などを含む選考委員会が審査を行い、最優秀作品1点を決定する。入賞者には9月に通知し、市公式ホームページや環境部ウェブサイトでも発表する。
7月1日からは全国でレジ袋(プラスチック製買い物袋)の有料化もスタート。店頭などで周知活動を行う考えもあったが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、市ではチラシやホームページを活用しながら、市民への周知を行っている。
市環境部資源循環推進課の担当者は「お出掛けの時には、かばんの中にマイバッグも一緒に入れてもらいたい。時代や環境の変化に合わせてキャッチコピーも新しいものにしているが、今回はちょうどレジ袋の有料化の時期にタイミングと重なった。分かりやすく、容器包装廃棄物の減量につながるようなキャッチコピーを考えてもらいたい」と呼び掛ける。
キャッチコピーの応募は市公式ホームページの応募フォームのほか、所定の応募用紙などに必要事項を記入の上、郵送かファクス、持参で受け付ける。締め切りは7月31日。応募・問い合わせは市環境部資源循環推進課資源化推進係(TEL 019-626-3733、FAX 019-626-4153)まで。